長野県北部に位置する志賀高原マウンテンリゾートは、大小18のスキー場が点在する広大なスノーリゾート。滑走面積は425haを誇り国内最大クラスの規模だ。もっとも高い場所にあるスキー場は標高2,307mもあり、高低差1,000メートルの壮大なスケール感でスキー&スノーボードを楽しめる。あまりに広すぎて、全容を把握しきれないこのスノーリゾートをあらためて掘り下げてみたい。

■横手山をトップに広がる3つのスキー場

日本トップクラスの標高を誇る横手山スキー場をはじめとするパウダーの宝庫

 18ものスキー場があるマウンテンリゾートの全体図はどういうものなのか。大きく3つのエリアに分けて考えると位置関係をイメージしやすい。まず、山麓から国道292号をそのまま進んだ最上部にある横手山をトップに、3つのスキー場が点在している。日本で一番標高いスキー場である「横手山スキー場」、山の南側に広がる「渋峠スキー場」、少し下がった場所に温泉も湧く「熊の湯スキー場」がある。このエリアは標高の高さがもたらす抜群の雪質と、シーズンによっては6月まで滑れる超ロングシーズンが特徴だ。

■多彩なスキー場が点在する中央エリア

全レベルが楽しめるバリエーション豊富なコースをあちこち滑ってめぐれるのが中央エリアの特徴

 中央エリアはその名の通り、高原の中央部に位置するリゾート。標高1,400m以上のエリアに並んだ13スキー場の集合体で、山麓から国道292号を進んで最初に出合う「サンバレースキー場」を起点に、北側方面に向かっていくつものスキー場が次々と連なっているイメージだ。サンバレースキー場から「蓮池スキー場」や「丸池スキー場」が横並びに繋がり、その奥に「ジャイアントスキー場」。さらに先に続いて「東館山スキー場」「発哺ブナ平スキー場」「高天ヶ原マンモススキー場」「西館山スキー場」「タンネの森 オコジョスキー場」「一の瀬ファミリースキー場」「寺小屋スキー場」「一の瀬ダイヤモンドスキー場」「一の瀬山の神スキー場」が広がる。中央エリアにはファミリーから上級者まで楽しめる多彩なコースが揃っている。

■リゾート最奥に位置する2つのビッグゲレンデ

人里から離れた最奥エリアでリゾートホテルに滞在しながら特別感を味わえる

 中央エリアを抜けてさらに北側に進んだ最奥にあるのが「奥志賀高原スキー場」、その隣にあるのが「焼額山スキー場」だ。どちらも規模が大きく、上質なリゾートホテルを完備していることが特徴。また、奥志賀高原スキー場は最奥エリアとあってパウダーのクオリティーが高く、志賀高原マウンテンリゾート内では貴重な本格的なスノーパークを常設している。焼額山スキー場は単体のスキー場としてはリゾート内で最大規模。林間コースを中心としたコースのパウダーランも格別だ。