富山県立山町に位置する、北アルプス立山エリアは、剱・立山連峰をはじめとする名峰が連なり、日本一の落差で知られる「称名滝(しょうみょうだき)」、上流部には大日平・弥陀ヶ原と呼ばれる湿地があり、ラムサール条約に登録されたエリアが拡がる。 

 実はそこにはあまり知られていない隠れた名所の滝「不動滝」が流れているのをご存じだろうか。今回は、この2つの滝を巡る絶景ハイキングを紹介する。

■日本一の落差「称名滝」の圧巻のスケール

圧巻のスケールの「称名滝」(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 「称名滝」は、日本一の落差350mを誇る滝で、国指定の名勝及び天然記念物、日本の滝百選、日本の音風景100選に選ばれている。

 春には、雪解け水が周辺の台地から流れ落ち、期間限定の滝『ハンノキ滝』は落差500mを誇る。夏には、水しぶきからのマイナスイオンを堪能でき、秋には紅葉と滝の美しい景色が楽しめる。そんな称名滝へは駐車場から1kmほどの遊歩道を通って行くことができる。

●称名滝

・住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺
・電話:076-462-9971(立山町商工観光課)
・営業期間:称名道路 桂台~称名平駐車場~(歩行者専用)~飛龍橋:例年5月上旬頃~11月下旬頃
      飛龍橋~滝見台園地:例年5月上旬頃~11月中旬頃
・通行時間:7:00~18:00(例年5月上旬~6月、9月~11月) 6:00~19:00(7月~8月)