あんなに暑かった夏も、9月10月に入るとカレンダーを意識しているのかと思うくらい、急に秋らしく涼しい気候になりましたね。空を見上げれば、いわし雲やさば雲、うろこ雲が流れていて、空の青と白い雲のコントラストに季節の変わり目を少し寂しく感じたり……。今回は、そんな秋の風情にどっぷり浸かれる、この時期ならではの絶景スポットのご案内です!

秋空♪うろこ雲が広がります!

岩湧寺に一番近い第一駐車場からトレイルヘッドへ

 秋になると一度は訪れたくなる、関西屈指のススキの名所「岩湧山(いわわきさん)」を目指します。大阪市内から八尾市、松原市、大阪狭山市、富田林市と抜けて河内長野市へ。今回は午後からでもサクッと山頂を目指せるルートをとるため、まずは車で岩湧寺にアクセスします。

 岩湧寺に一番近い第一駐車場に車を停めたら、まずは四季彩館を目指しましょう。四季彩館とは岩湧山の中腹、標高500mにある施設で、館内では岩湧の森やハイキングコースの情報などの案内があり、初めての方はぜひとも立ち寄って情報収集をしたいスポットです。国内産の木材で作られたテラスからは、生駒山や二上山、大和葛城山の景色を楽しむこともできます。

里山から四季彩館に入る木階段。これも国内産の木材が使われている
木の香りと柔らかい光が心地よい室内

岩湧山登山口から最短ルートを選ぶか、岩湧の自然満喫のんびりルートか?

 岩湧山の最新情報を入手したら、岩湧寺を抜けてトレイルヘッドを目指します。この岩湧寺は室町時代に開かれたとされ、樹齢400年を超える大木や石畳の道、山道廻りの苔などから神秘的なパワーを感じることができます。

 大杉に囲まれた境内を抜けて少し車道を上り、左側に見える「登山道」の看板を目印に山道に入ります。ここからルートは2択になり、健脚向けの「きゅうざかの道」と一般向けの「いわわきの道」に分かれます。今回は山頂までの最短コース「きゅうざかの道」を使って一気に駆け上がります。(ゆっくり楽しみたい方は、「いわわきの道」がおすすめです。)

道路右側の登山口への目印看板