日本百名山である群馬・谷川岳は毎年10月に紅葉の見頃をむかえる人気スポット。

 谷川岳はロープウェイで1,320m地点まで上がれ、山頂まで2時間半ほどと初心者でも登りやすい山。しかしながら、森林限界は1,500mと低く、360度開けた草紅葉の絶景や高度感が楽しめる。

■アクセス良し! 眺望良し! 群馬・谷川岳

ネコ耳のような谷川岳の「トマの耳」(画像左)

 谷川岳とは、群馬県利根郡にある1,977mの山で、日本百名山のひとつ。谷川岳は2つのピークをもつ「双耳峰(そうじほう)」であり、それぞれ「オキの耳」「トマの耳」と呼ばれる。上越新幹線の「上毛高原駅」からのアクセスもよく、初心者向けのルートから、上級者向けのバリエーションルートまで幅広い。

初心者OKの谷川岳は紅葉時期には多くの登山客でにぎわう

 「首都圏から日帰りできる」「自分に合った難易度で登れる」「眺望抜群」という三拍子そろった谷川岳は、関東近郊では貴重であり、1年中多くの登山客でにぎわう。

■谷川岳は初心者OK! 森林限界デビューにも

 谷川岳は積雪期を除いて、初心者にもおすすめの山だ。ロープウェイを利用して標高1,320mの天神平まで一気に登ることができ、そこから約2時間ほどで山頂に到達する。

 谷川岳の特徴は、森林限界が低いこと。日本アルプスなどの森林限界は約2,500mだが、谷川岳は約1,500mと低い。初心者にも登りやすい標高2,000m以下にも関わらず、高木のない開けた景色や高山植物が楽しめる珍しい山なのだ。そのため「谷川岳に登ってから山にハマった」という人は多い。