キャンプの楽しみは自然に親しみ非日常を味わうことはもちろんだが、それ以上にキャンプの魅力にとりつかれて沼にハマってしまったかのことを「キャンプ沼」と呼ぶ。例えば、キャンプ道具の収集に傾倒することもそのひとつだ。ファミリーキャンプ歴5年の筆者もそんな「キャンプ沼」にハマった一人である。家族で行く理想のテントを求め、買っては売ってを3回繰り返し、理想のテントを探し求めた。どのテントも素晴らしいので、キャンプ歴5年の視点でご紹介したい。

■コールマン タフスクリーン2ルームハウス/MDX+

存在感のあるテント(写真:大善亨)
快適な室内温度を実現したダークルーム(写真提供:コールマン)

■ファミリーキャンプ初心者に最適!

 初めてのファミリーキャンプ用テントは、コールマンのタフスクリーン2ルームハウスだった。筆者自身は子どもの頃、両親に連れられてキャンプに行った経験があったのだが、妻や子どもたちは初体験だった。初めてのキャンプで重要なのが、安心感と快適性ではないかと考える。

 その点、タフスクリーン2ルームハウスは満点の回答を示してくれるテントだ。寝室からすぐ外ではなく居間スペースと夏の日差しでも快適なダークルーム。少しでも不快だったのであれば、妻・子どももキャンプ好きになっていなかったかもしれない。

■人気過ぎ! スタイリッシュ過ぎ!

 完璧に思えるタフスクリーン2ルームだが、買い換えることになった。その理由は、人気過ぎでスタイリッシュ過ぎということにある。コスパも良く安心・快適なタフスクリーン2ルームハウスはファミリーキャンプ初心者に文句なくおすすめできるのだが、キャンプ場で同じテントを見かけることが少なくない。人と被りたくないという方は一考の余地ありだ。

 また、筆者の好みではあるが、都会的過ぎるスタイリッシュさも自然との調和において買い替えの理由となった。

■別カラーやコラボ商品を狙うのも手

さまざまなカラーがあるコールマン2ルームハウス(写真:大善亨)

 使い勝手に文句なく、居心地の良いコールマン2ルームハウス。別カラーやコラボ商品も多く販売されている。筆者は、ダークルームではなくスペックでは劣るが、オリーブカラーの2ルームを2代目のテントとして買い替えた。自然に馴染むカラーで長く愛用していた。機能性だけでなく、好きなデザインというのも道具を選ぶうえで重要なポイントだ。

コールマン Coleman タフスクリーン2ルームハウス/ MDX+
価格:8万9800円(税込)
サイズ:本体:約560×340×215(h)cm、インナー:約300×250×175(h)cm
素材:75Dポリエステルタフタ、68Dポリエステルタフタ、210Dポリエステルオックスフォード、 アルミ合金, スチール
収納時サイズ:約φ34×74cm
重量:約19.5kg
最大収容人数 4〜5人