最近、四国のなかで人気急上昇の観光地、日本三大カルストの一つ「四国カルスト」(他には、秋吉台(山口県美祢市)、平尾台(福岡県北九州市)がある)をご存知だろうか。

 「四国カルスト」は1000mから1500mと標高が高く、高山植物などが楽しめる。また、四国カルストへ向かう大型バスの通行を一部道路のみに制限しているため、大きな観光地化がされていないのも大自然が残っている理由と言える。今回は四国在住の著者が、そんな四国カルストの魅力を紹介したい。

愛媛県道・高知県道383号(四国カルスト公園縦断線)から四国カルストが楽しめる(写真:ブラボーマウンテン編集部)

■四国カルストとは?

 カルストとは、石灰岩が雨によって侵食され、表面に出てきた地形とされている。長い年月をかけ石灰岩が現在のように地表に現れており、神秘的なものを感じる。筆者も、はじめて四国カルストへ訪れたときは、どこか遠くの国へタイムスリップした感覚になった。それだけ、カルスト台地は神秘な場所で、非日常的な感覚を与えてくれる。

四国カルストでは海外へいるのかと、錯覚するほどの草原が広がる(写真:ブラボーマウンテン編集部)