キャンプ芸人「ヒロシ」やアニメ『ゆるキャン△』の影響で、ソロキャンプブームの勢いは凄まじい。ソロキャンプ用のキャンプ道具の発売もかなり増えた印象がある。しかし、まだソロキャンプに対して、寂しそうといったイメージも根強い。そこで孤独を愛する筆者が、ソロキャンプの魅力について解説する。

■1人だとやりたい放題

好きなことだけたくさんできるのがソロキャンプ(写真:堀田篤史)

 ファミリーキャンプやグループキャンプでは、家族や仲の良い友達にも気を使うことがある。やりたいことがあっても周囲に気を使い、できないことも多い。

 しかし、1人ならやりたい放題。好きなことをやっても誰からも非難されない。嫁からの小言もないし、最高だ。だらだらしていても、何も言われない最高の時間を過ごすことができるのである。

■行きたいときに行きたい場所に行ける

予定が急に空いたりしたときに行けるのもソロキャンプならでは(写真:堀田篤史)

 ソロキャンプなら他の人とスケジュールを合わせる必要がないので、行きたいときにその日の気分ですぐ行ける。キャンプ場も独断で選ぶことができる。みんなの意見をまとめたり配慮したりしなくてもいいのである。

 筆者も数回グループキャンプで幹事をしたことがあるが、場所選びに苦労した。女性はトイレがキレイでないとダメだし、悩むことが多かった。

 一番苦労するのは日時の調整。みんなの予定が一致する日がなかなか無かったりと大変だ。しかし、ソロキャンプだとそんなことに悩まず行きたいときに行けばいいのだ。

■好きなものが好きなだけ食べられる

普段では食べない少しの贅沢も味わえる(写真:堀田篤史)

 ファミリーキャンプやグループキャンプで悩むのは料理。好き嫌いなど考えながらメニューを選ばなくていけない。しかし、ソロだとあなたの好きなものだけ食べられる。

 筆者はソロキャンプのときは、いつもより少しだけ高級な肉を食べている。1人分の量ならさほど高価には感じない。また、普段は発泡酒を飲んでいる人がソロキャンプでビールを飲んで開放感を味わうこともできる。ちょっとした贅沢を味わえるのもソロキャンプのいい点だ。

■なにも考えずに過ごせる

何にもないところで何もせず過ごす贅沢な時間(写真:堀田篤史)

 1人だと喋る相手もいないので何も考えずにボーッと過ごせる。キレイな自然の中で何もせず過ごすと、日常のストレスも吹っ飛んでしまうほど素晴らしい時間だ。

 ソロキャンプで焚き火を眺めながら過ごす時間は格別だ。誰からも邪魔されず炎と向き合える。これはソロキャンプでないとできないことだ。