冬といえば、スキーやスノボなどのウインタースポーツ。車を持っていない方は、スキー場までバスツアーを利用して訪れることがあるだろう。ちなみに筆者は、車を持っていてもバスツアーを利用している。

 そこで今回は、車持ちの筆者が「なぜバスツアーでスノボに行くのか」、その理由を紹介したい。

■バスツアーを使う3つの理由とは

主要駅から出発する夜行バスは友人とも集まりやすい

 筆者がバスツアーを使う理由は以下の3つ

・雪道を運転する必要がない
・主要駅からの出発で友人と集まりやすい
・疲れたまま運転する必要がない

 雪道の運転にはある程度の経験はもちろん、スタッドレスタイヤやチェーンなど、道具の準備も必要だ。特に山道の運転となるとハードルが上がるので、どうしても車で行くのを躊躇してしまう。

 また、車で友人とスノボに行くとなると、それぞれの家へ迎えに行ったり、集まりやすい駅までわざわざ車を移動させたりする必要がある。バスツアーなら、出発地を池袋や新宿、横浜、船橋、関西であれば新大阪や三宮など様々な駅を選べる。

 さらに、帰りも運転する必要がないので、スノボで疲れた体をゆっくり休ませることができる。

■費用はどのくらいかかるのか

バスツアーを利用した方が安く済む場合もある

 今回は東京駅を朝出発し、長野県にある「軽井沢プリンスホテルスキー場」へ行く日帰りのツアーを例に、マイカーや電車との比較を紹介したい。

 まずマイカーの場合、練馬ICから碓氷軽井沢ICまでの高速料金は往復7400円、ガソリン代は約2600円(往復距離:320km、燃費:20km/L、ガソリン単価:160円/Lで計算)なので、交通費はあわせて1万円となる。4人で行くことを想定すると一人当たり2500円だ。軽井沢プリンスホテルスキー場の1日リフト券は5700円なので、しめて8200円となる。

 次に電車の場合、東京駅から軽井沢駅までの新幹線が往復で1万980円、リフト券は5700円なので、あわせると1人当たり1万6680円。ちなみに駅からは、徒歩または無料シャトルバスを利用してアクセスできる。

 最後にバスツアーの場合だが、バスツアーの料金はツアー会社や日程によって大きく幅がある。一番安いものでリフト券付5800円、土日やピークシーズンの利用では1万2000円ほど。つまり、日程によってはマイカーを利用するよりも安く抑えられるということだ。

初級・中級者向けのコースが多い「たんばらスキーパーク(群馬県)」のバスツアーは東京駅発4200円から

 また、スノボツアーにはレンタル品が付いたプランも。ウェアとボードを借りるとすると、上記の金額より2500〜5000円程度高くなるが、何度も行くわけではないならレンタル品を利用したほうが安く済むだろう。荷物も減らせて一石二鳥だ。

 スキー場によっては、宿泊プランも1万5000円ほどからあるので、2日間たっぷり楽しみたいならそちらもおすすめ。