マウンテンバイクは購入した時点である程度完成している車体。だが、レース経験者の目線に立つと、より快適に乗るために便利なアイテムがある。そこで、レース出場経験もある筆者が、街中から山道までマウンテンバイクがより快適な乗り物になる七つ道具を紹介する。

■車体をカスタムするためのアイテム

 マウンテンバイク部品の交換は珍しいものではない。体のポジションなどをよりベストな位置にへと調整できるため、カスタムは楽しみの一つ。ここでは、優先してカスタムすべき箇所を紹介する。

●フレームプロテクター

写真中央がフレームプロテクター。ゴム製のバンドがフレームに巻かれている

 マウンテンバイクは、急な山道の下りも走破できる。しかし、車体にはその分の大きな衝撃が伝わり、バイクのチェーンが暴れて、フレームを傷つけてしまうことがある。マウンテンバイクはフレームとチェーンがとても近い位置にある。

 ショップなどで販売されているフレームプロテクターは、チェーンによってフレームが傷つくことを防ぐ目的がある。愛車が傷つくことはとても辛いもの。ぜひとも導入をお勧めしたい。

●ピン付きペダル

ペダル外周部に一ミリのピンが付いている

 ピンが付いたペダルの狙いは、グリップ力の向上だ。ピン無しペダルでは山道を走っている時に思わぬタイミングで靴が滑ることがある。ピンが付いていると靴底にピンが刺さり、滑るリスクが低減する。事故を防ぐためのアイテムとして採用していきたい。