■昨年10月の連休時の紅葉具合は6、7割程度

よく見ると上に人影が見えます。このような岩峰を8つ続けて越えていきます

 取材陣が八海山を訪れたのは、昨年10月の連休明け。八ツ峰ルートを登りました。当時は、稜線の紅葉が全体の6〜7割ほど進んだ印象でした。

 ロープウェイの山頂駅から歩き始めると、麓よりも凛と冷えた空気に包まれます。千本檜小屋まででも十分紅葉登山を満喫できます。

 しかし、この山の核心部は、やはり八ツ峰です。

稜線が色づく時期が八海山のハイシーズンです

 長い鎖場や梯子が連続し、緊張を強いられる岩山歩きが続きます。十分な登山経験が必要ですが、岩と紅葉の織りなす世界はぜひ一度体感していただきたい美しさです。

 八ツ峰を抜けたあとは、巻き道を通って戻ることができます。しかし、この迂回路も決して楽な道ではありません。ルートタイムはしっかりとっておきましょう。また、稜線上からの落石がありそうなパートを通過するので、巻き道でもヘルメットを被っておいた方が良いです。

■装備選びと計画は慎重に

ヘルメットやグローブがあった方が安心です

 八ツ峰を歩く場合、通常のハイキングや登山とは異なる装備が必要です。

 岩登りがしやすいしっかりとした登山靴、落石や転倒時の怪我を防ぐヘルメット、冷たくなった鎖や梯子でも滑りにくく、しっかりつかめるグローブを用意した方が良いでしょう。

 千本檜小屋までであれば、通常のハイキング装備で対応可能です。

 また、秋は気温が低くなりやすく、天候が急変することもあります。防寒着も用意し、早めの時間に安全に下山できる計画を立てることが大切です。

 空模様と相談しながら、週末の紅葉登山の候補地としてみてはいかがでしょうか。