ビンディングの手入れ! バネはそのままで

各ビスの緩みをチェックしていく

 ひと昔前のスキービンディングは保管時に開放値のバネを緩めていた。しかし、現在のビンディングは基本的にその必要はない。製品としてのビンディングの強度は、オフシーズンに緩めておかなければならないほど弱く無い。むしろ開放値を緩めてしまうことで、次のシーズンインの際に締め忘れて怪我につながるリスクの方が高いと言える。

 やっておきたいのは、板にビンディングを取り付けているビスが緩んでいないかどうかの確認だ。特に最近の軽量スキーなどは、使用によってビスが緩みやすい。保管時だけでなく、シーズン中も適度に確認しておきたい。ツアービンディングなどは、可動部分に潤滑油スプレーなどを吹き付けておくと良い。

■シールの保管! 乾燥させて蝋紙(ろうがみ)に貼り付ける

シールは歩行の必需品! 蝋紙に貼り付けて保管

 バックカントリースキー、山へ行く人の必需品といえばシール(クライミングスキン)だ。こちらも長く使うためには保管にも気を配りたい。残念ながらシールの毛の部分についた汚れは落としようがない。下手にアルコール成分を含んだリムーバーなどを使うとシールを傷めてしまうので気をつけよう。シールをしっかりと乾燥させて、粘着面はチートシートではなく蝋紙に貼り付けて保管する。

 蝋紙は新品購入時に付属されているブランドもあるが、なければクッキングペーパーなどで代用してもよいだろう。そうすることで、粘着面だけでなくチートシートもきれいな状態で保管できる。筆者は長期保管時だけでなく、日常の保管でも蝋紙を使用し、チートシートを使うのは山に行くときだけにしている。

 以上の手間をかけてからスキーを保管することで、次のシーズンもベストな状態でスキーを楽しむことができるだろう。スキーは用具を使うスポーツ。楽しむためにも、上達するためにも、大切な用具は適切な状態で保管しておこう。