昨年、クラウドファンディングサイトで1600名以上・1,000万円超の支援を集めた話題の山遊びナイフ『フェデカ トレイルナイフ』の一般発売が開始されました。

 彫刻刀のような刃付けと、キリダシのようなソリ上がるブレード形状は日本文化によく馴染み、コンセプト通りの「山で使いたくなる」魅力的なナイフでした。その使用感を、いち早くレポートしてみます。

■高級素材で軽量コンパクト!  今風だけど古典的 

木工作業にも使いやすい形状でした

 ハンドル材によって異なりますが、重量は35~40gと昨今の登山道具の軽量化指向にマッチする軽量設計。広げた時の全長は148mmと手のひらに乗るほど小さく、畳んだ時は104㎜と握り込めるほど小さな折り畳みナイフです。

 刃渡りは55mm。小指サイズのブレードですが、刃厚は3mmと厚みがあり、ラフな使い方にも対応します。

 彫刻刀のようにまっすぐ研がれた切れ味鋭いスカンジグラインドを採用しています。キリダシナイフに似た反り上がった形状は一見使いにくそうに見えますが、木工作業やマナ板の上で食材を切るのに使いやすい形状です。

ブレードの鋼材にはVG10を使用

 ブレード鋼材には高級ステンレスと呼ばれるVG10(V金10号)を使用しています。ナイフによく使われる1095炭素鋼と同等の刃持ちの良さを持つステンレス鋼材で、兵庫県三木市の自社工場内で刃が付けられています。登山で必要な切る作業を行うには、十分すぎる鋭さです。

 また、研ぎが苦手な方にとっては、刃研ぎの無料サービスも受けられるのも嬉しいポイントでしょう。