■山頂から望む八ヶ岳の盟主! 雲海の向こうに望む富士山
出発から約2時間30分、樹林帯だった登山道がハイマツ帯に変わり、開けてくると山頂はもうすぐだ。振り返れば南アルプスを一望できるので、その絶景をエネルギーに山頂まで登り切ろう。
山頂に到着すると待っているのは360度の大パノラマ。南アルプス、富士山など望めるが、印象的なのは八ヶ岳の雄大な景色だ。
道中に見ることのできた南アルプスや富士山と違い、山頂に到着することで初めて望むことのできた八ヶ岳を代表する山々は雄大で圧巻の景色だった。

北側に八ヶ岳の雄大な景色を望み、南側には甲府盆地が広がる。筆者が訪れた時は雲海が広がり、その先に富士山がそびえる景色を望むことができた。雲海が目的であれば早朝に見られる可能性が高くなるため、早めの出発をおすすめしたい。

山頂には広いスペースがあるため、気に入った景色を見つけて絶景を満喫しよう。下山は登ってきた道を引き返すのもいいが、青年小屋を経由するコースもおすすめだ。青年小屋から約10分ほどの場所にある水場の水は非常に冷たく、おいしい水分補給ができる。
初夏、本格的なシーズンを迎えた八ヶ岳。標高が2,500mを超える山々が連なる圧巻の景色に、雲海、富士山の景色を満喫しに編笠山へと出かけてみてはいかがだろうか。
【観音平登山口 登山ルート】所要時間
観音平登山口(0:00)→押手川分岐(1:45)→編笠山(3:05)→青年小屋(3:30)→押手川分岐(4:30)→観音平登山口(5:55)
歩行距離: 約7.5km
累積標高差: 登り 982m、下り982m
合計所要時間: 5時間55分