暑い時期のキャンプに欠かせない保冷バックと保冷剤。飲み物を冷やすのはもちろん、食材の鮮度キープにとっても必需品だ。今回は、筆者が夏キャンプで愛用する保冷剤「氷点下パック」シリーズの特徴と使用方法をお届けする。

■保冷剤の種類(容器別)

ソフトタイプやハードタイプなど、いろいろなタイプがある保冷剤

 保冷剤は、容器の素材と容器の表面温度によって以下のタイプに分けられる。

●ソフトタイプ

 やわらかい素材の袋に入っている保冷剤。袋の素材にはビニールや不織布があり、不織布タイプは結露による水滴がつきにくいため、食品を冷やす際に濡れにくく衛生的だ。溶けやすいため、近場のキャンプ場やデイキャンプなど、短時間の保冷におすすめ。ピンポイントで保冷できるので、筆者はひき肉など傷みやすい食材専用に利用することもある。

●ハードタイプ

 プラスチック容器に入っている保冷剤。ソフトタイプよりも長時間保冷力が持続するため、食材の鮮度が心配な夏キャンプに活躍する。丈夫で耐久性があるのも特徴だ。デメリットは凍結時間。余裕をもって早めに凍らせる必要がある。重たくてかさばるのも難点だが、形が変形しないので重ねて使用できる。

■保冷剤の種類(表面温度別)

 ソフト、ハードといった容器の形状に関わらず、以下のような表面温度の違いがある。

●「0℃タイプ」

 対象物を凍らせることなく、保冷するのが「0℃タイプ」。冷えた飲み物を保冷する場合や、生麺や野菜などの食材を保冷するのに最適だ。

●「氷点下タイプ」

 対象物を凍ったままで保存できる「氷点下タイプ」。氷を保存したり、冷凍食品を持ち運びする際に必要となる保冷剤。特に肉や魚などの鮮度が気になる食品は、氷点下タイプが安心だ。筆者もこの氷点下タイプをヘビロテしている。