■矢筈山山頂
矢筈山山頂には神社と小屋がある。山頂からは西脇の市街地を見下ろすことができ、眺望抜群。山頂にもストーンアートがあちこち隠れているので探してみよう。
そして忘れてはならないのが以前からある矢筈山名物、小屋にぶら下がっている「梵鐘」。撞いてみるのも一興である。屋根があり、雨天でも安心してお弁当を食べられるため、梅雨の季節も安心だ。小屋は居心地がよいため、休憩時間が長くなりがち。
また小屋でくつろいでいると、登山回数を競っているという地元登山者たちが、次々と登ってきては気さくに話しかけてくれる。おかげでアート以外でも大いに矢筈山を楽しめた。
■どんぐりロード
山頂を少し下ると、登山ロードとどんぐりロードの分岐に至る。どんぐりロードは九十九折の坂を下るルートだ。下るにつれだんだんと谷になってきて、沢沿いの道に変わる。
注意したいのはふれあいロードとの分岐点。実はここから舗装路も始まっている。舗装路に引き込まれると、矢筈の森公園駐車場に戻れない。ふれあいロードの道標を見逃さないように気をつけよう。
■矢筈の森公園
矢筈の森公園は矢筈山を含む森林公園。登山者用無料駐車場がある。
駐車場から山頂までの往復は、休憩時間なしで2時間前後。ストーンアートに魅入られたり、地元登山者の方々と話に花が咲いたときのことを考え、余裕のある登山計画を立てておこう。
訪れる際は車が便利。しかし、JR新西脇駅から2.6km、徒歩約40分なので、車がなくてもアクセスは可能。
かわいいストーンアート、フレンドリーな地元登山者の方々、雨天でもおいしくお弁当が食べられる居心地のよい小屋など、矢筈山は魅力がいっぱいであった。