■矢筈山山頂

矢筈山山小屋の外観
矢筈山山小屋の内観
矢筈山は「ひょうごの景観ビューポイント150選」にも選ばれている

 矢筈山山頂には神社と小屋がある。山頂からは西脇の市街地を見下ろすことができ、眺望抜群。山頂にもストーンアートがあちこち隠れているので探してみよう。

矢筈山「石ころアート展」
矢筈山山頂からの眺望
矢筈山山頂にもアートが隠れている

 そして忘れてはならないのが以前からある矢筈山名物、小屋にぶら下がっている「梵鐘」。撞いてみるのも一興である。屋根があり、雨天でも安心してお弁当を食べられるため、梅雨の季節も安心だ。小屋は居心地がよいため、休憩時間が長くなりがち。

矢筈山名物、山小屋の梵鐘

 また小屋でくつろいでいると、登山回数を競っているという地元登山者たちが、次々と登ってきては気さくに話しかけてくれる。おかげでアート以外でも大いに矢筈山を楽しめた。

■どんぐりロード

矢筈山どんぐりロード分岐からの眺望
矢筈山どんぐりロード。九十九折の斜面を下る
矢筈山どんぐりロード。水はないが、谷が沢になりかけている

 山頂を少し下ると、登山ロードとどんぐりロードの分岐に至る。どんぐりロードは九十九折の坂を下るルートだ。下るにつれだんだんと谷になってきて、沢沿いの道に変わる。

矢筈山からどんぐりロードを下ったところにある分岐
ふれあいロードにある矢筈の森公園の案内板
矢筈山登山口から西脇の街を見下ろす

 注意したいのはふれあいロードとの分岐点。実はここから舗装路も始まっている。舗装路に引き込まれると、矢筈の森公園駐車場に戻れない。ふれあいロードの道標を見逃さないように気をつけよう。

■矢筈の森公園

矢筈山登山口駐車場
矢筈山登山口
矢筈山最寄り駅、JR新西脇駅

 矢筈の森公園は矢筈山を含む森林公園。登山者用無料駐車場がある。

 駐車場から山頂までの往復は、休憩時間なしで2時間前後。ストーンアートに魅入られたり、地元登山者の方々と話に花が咲いたときのことを考え、余裕のある登山計画を立てておこう。

 訪れる際は車が便利。しかし、JR新西脇駅から2.6km、徒歩約40分なので、車がなくてもアクセスは可能。

 かわいいストーンアート、フレンドリーな地元登山者の方々、雨天でもおいしくお弁当が食べられる居心地のよい小屋など、矢筈山は魅力がいっぱいであった。

 

●【MAP】矢筈山

●【MAP】矢筈の森公園

●【MAP】矢筈登山口駐車場

●【MAP】JR新西脇駅