■「白花が咲く」縦断散策コース(C)の25番
次にたどり着いた場所は、縦断散策コース上にある25番の群生地。駐車場付近には、「白花」と書かれた標識が立っている。東屋の脇を通り奥のほうへ進むと、筆者が探していた白いカタクリが咲いていた。
一般的なカタクリは薄紫色だが、稀に白色に変異したカタクリが咲く。凛と咲く白花カタクリは妖精のように美しく、確かな存在感を放っていた。
■「大株のカタクリだらけ」山辺遅咲きコース(E)の10番
最後に訪れたのは、山辺遅咲きコースの上にある10番の群生地だ。一番初めに行った5番の群生と比べると、カタクリの量は少ない。しかし、よく見ると一株にたくさんのカタクリが密集して咲いている。大株のカタクリがよく見られ、全体の量は少なくとも見ごたえのある群生地だった。
■かたくり群生の郷の周り方
各群生地へは車での移動が可能だが、一方通行なので注意しよう。また道路が細いため、大きい車だと苦労するかもしれない。
車は手軽に移動できる一方、隅々まで見られないのがデメリット。もし各群生地をゆっくり見て周りたい場合は、徒歩で周るのがおすすめだ。
■カタクリ絨毯の絶景を見にいこう
かたくり群生の郷では、カタクリが絨毯のように広がる絶景が楽しめた。また、一つひとつのカタクリを観察してみると、花の色の濃淡や株の大きさの違いなど、ちょっとした変化があるのがおもしろい。かたくり群生の郷は、2024年度はGWまで開園している。カタクリの花見をしに、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。
●施設名 かたくり群生の郷
開園期間(2024年):4月12日~5月5日
入園料:1人500円
住所:秋田県仙北市西木町小山田八津