「ダッチオーブン」って聞くと、どのようなイメージを持つだろうか。煮込み料理だけでなく、食材を蒸したり、燻したりなど、1台で幅広い調理に対応できるという便利な印象を持つ人も多いだろう。その一方で、「重くて取り扱いが大変」「ソロキャンプには大きすぎる」なんて声もよく耳にする。

 筆者もキャンプを始めたころダッチオーブンを買ってみたが、重くて持ち運びが大変なうえに、かさばるのでいつのまにか出番がなくなってしまった。

 現在、100円ショップ「ダイソー」でダッチオーブンが発売されており、コンパクトで使いやすいという噂を聞きつけ、早速購入して使ってみた。

■100圴ギア、ダイソーの「ダッチオーブン」

ダイソー「ダッチオーブン」のパッケージ

 ダッチオーブンとは1台で「煮る」「炒める」「焼く」「蒸す」「揚げる」「燻す」ができる万能鍋。蓋の上に炭をのせ、上下から加熱することでオーブンにもなり、パンやピザを焼くこともできる。蓋が重く、機密性が高いので圧力鍋のようにも使え、無水鍋のように少ない水分でも調理ができたりする優れものだ。

 ダイソーのダッチオーブンは、1100円(税込)。ダイソー製品としては高額だが、ダッチオーブンがこの値段で買えるのは驚きだ。

■大きさ、重さ、容量は圧倒的にコンパクト!

 筆者が持っている10インチの「ユニフレーム」のダッチオーブンと並べて、大きさを比較してみた。ダイソーのダッチオーブンは、10インチにすっぽりと入る大きさだ。ただし、蓋も小さくコンパクトなので燻したり、揚げたりするにはコツがいりそうだ。

並べて比較すると大きさの違いがよくわかる
ダッチオーブンを重ねてみた

 実際に大きさのスペックを比較して表にした。ダイソーのダッチオーブンはすべてにおいてコンパクトで、1.5kgという重さは女性の筆者にも取り扱いやすいサイズである。

ダイソーとユニフレームのダッチオーブンを比較