四国と言えば、多くの人が一度は訪れてみたいと思う地域ではないだろうか。四国各県には独特の食文化があり、各県を周遊する旅は楽しい。四国内の都市は鉄道や高速道路で結ばれているが、一般道で移動することで車でしか行けない秘境を訪れることもできる。

 テレビで紹介されている仁淀川から、絶景の紅葉スポットまで魅力がいっぱいだ。今回は、高知県在住5年目の筆者が高知~松山間を一般道でドライブする際におすすめの立ち寄りスポットを紹介したい。日帰りでも楽しめるルートなので、四国在住の人も一度は訪れてほしい。

洪水時に沈没することを前提に架けられた「沈下橋(ちんかばし)」に立ち寄ることもできる(撮影:西野くに)
新鮮なカツオのタタキを目的に高知県を訪れるのも、楽しいドライブとなる(撮影:西野くに)

■高知~松山間は最適なドライブ! これからの時期は紅葉も楽しめる

2022年は11月5日から15日前後が四国山地では紅葉が綺麗だった(撮影:西野くに)

 高知~松山間は高速道路で約2時間、一般道でも約3時間で移動が可能だ。一般道で移動した場合、日本一の清流といわれている仁淀川(によどがわ)沿いを移動するので、絶景を堪能できるコースとなっている。また、11月上旬は紅葉のピークであり、色づいた四国山地をドライブすることができる。高知県ではカツオを楽しみ、松山では道後温泉を楽しむなど、2県を満喫できるルートと言える。

一般道ルート:https://maps.app.goo.gl/9NubJzYZxQgAufD8A

■元乃木坂46メンバー 山崎怜奈 が大絶賛!「にこ淵」

日によって見え方が違う「にこ淵」は何度訪れても感動する(撮影:西野くに)

 まず、紹介するのが「にこ淵」だ。にこ淵は高知県の仁淀川上流にあり、絶景が楽しめるスポット。大蛇が住んでいた伝説が残る大きな淵。急峻な坂道と階段を下りた先に広がる絶景。道中の階段途中から水音が聞こえ、ちょっと早歩きになってしまうので、注意してほしい。

昔から神聖な場所とされていた「にこ淵」。訪れる場合はマナーを守ってほしい(撮影:西野くに)

 「にこ淵」の水色はドライブ途中に見えた仁淀川より青く感じるはずだ。「仁淀ブルー」と言われるだけあって、仁淀川の素晴らしさを感じる場所と言える。また「にこ淵」は、日や季節によって水の色や周囲の景色が変わるので、何回訪れても神秘的に感じるスポットだ。

駐車場から急な階段を降りたら、絶景が広がる(撮影:西野くに)

にこ淵
住所:高知県吾川郡いの町清水上分2976-11

●【MAP】にこ淵付近