■雄大な白馬三山を観に秋色に染まる湿原へ
●目標は「展望湿原」! 白馬大雪渓を観にいこう
栂池自然園は麓から、標高約1,900mの山頂エリアまでをゴンドラとロープウェイで繋いでいる。距離にして5,320mを移動する空中散歩も窓の外の景色がみるみるうちに変わり乗っているだけでも楽しい。
ロープウェイから歩いて7分で中部山岳国立公園「栂池自然園」へとアクセスできる。日本有数の高層湿原が広がる園内は、大半が歩きやすい木道で整備され、ミズバショウ湿原、ワタスゲ湿原、浮島湿原、展望湿原と4つのポイントをめぐりながら、1周約5.5㎞のコースをのんびり散策することができる。
雪解けの時期に姿を現わすミズバショウの群生を皮切りに、ニッコウキスゲやゴバイケイソウなど多種多様な高山植物が季節を追うごとに咲き誇る。9月に入ると湿原自体も色づきはじめ、黄金色の絨毯がどこまでも続く絶景になる。そして、紅葉の最盛期は10月初旬だ。赤や黄色に染まったナナカマドやカエデ、ダケカンバが湿原を鮮やかにし、自然園全体が美しい秋色に染まる。晴れた日には園内から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳を眺むことができ、どこを切り取ってもフォトジェニックな一枚が撮影できる。
●フォトスポットMAP
●SPOT.1 雄大な北アルプスを湿原から撮影する
子どもやシニアでも歩きやすいミズバショウ湿原や、岩の間から涼しい風が吹く「風穴」を越えると広々としたワタスゲ湿原がある。木道を歩くライトトレッキングもここでは終始、ファンタジーの世界に迷い込んだかのような光景の連続だ。
●SPOT.2 ゴンドラから見える北アルプス
山麓から20分かけて山頂エリアを結ぶ「つがいけゴンドラリフト」は全長4120mと日本で2番目の長さ。26番目のゴンドラの支柱付近からも北アルプスが最もよく見える。貴重な瞬間を逃さないよう写真を撮ろう。
●SPOT.3 ロープウェイからの絶景
栂池自然園へは、白馬山麓唯一のロープウェイに乗って、およそ5分間の空中散歩。眼下に広がる紅葉の絨毯が見事だ。大型のロープウェイは窓も大きくて写真も撮りやすい。思い思いに秋の絶景を撮影しよう。
●SPOT.4 白馬三山と白馬大雪渓を眺める最奥のデッキ
栂池自然園を歩いた先にある展望デッキはまさに、“ご褒美の景色”。左手から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳と白馬三山が目の前に迫り、日本三大雪渓のひとつに数えられる白馬大雪渓も間近に見ることができる。迫力満点の景観を存分にカメラにおさめよう。
●ここもCHECK! お弁当を事前web予約しよう
持ち歩きやすいサイズの「ハイキング弁当」は味もボリュームも満点。栂池自然園散策のお供にぴったりだ。webサイトから事前予約ができるので、利用日前日の14時までに申し込みを。
●お得なクーポン
●営業情報ほか
つがいけロープウェイ
▶距離:5320m、高低差:990m、所要時間:片道合計40分、1基の定員:ゴンドラ6人、ロープウェイ71人
▶営業期間:営業中〜10/22(日)無休
▶運行時間:8:00〜16:20 ※時期により異なる
▶料金:大人(中学生以上):往復3700円、小人(小学生):往復2100円
※往復のみ自然園入園料込
▶アクセス:車:上信越道・長野ICより約55km、長野道・安曇野ICより約58km
電車:大糸線・白馬駅より路線バスで約20分、北陸新幹線・長野駅より路線バスで約90分
▶駐車場台数・料金/約400台・1日500円
▶住所:長野県北安曇郡小谷村栂池高原
▶電話:0261-83-2255
【soto 秋山 2023 より再編集】
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