■本体はわずか42g。予備のマットを持ってもコンパクト

普段使いのモバイルバッテリーが使えるので、バッテリーを交換すれば連続使用可能。カラビナが脚になるギミックもおもしろい

 いくつか種類がありますが、私が使用しているのはわずか42gのライトモデル「ライトリペル」(¥3,280)。別途モバイルバッテリーが必要ですが、普段から常に携行しているので、個人的にはこれがベストモデル。予備の防虫マットを持っても、かなり軽くコンパクトに収まります。

 効果は体感での感想になってしまいますが、蚊の多い近所の裏山でも効いている感じがしますし、なによりケーブルを差し込むだけでたった42gの箱が虫除けになるのはとても便利です。

虫除けセットがコンパクトに収まる。バッテリーとケーブルはスマホと兼用、虫除けスプレーとダニ取りを持って裏山でのんびりしています

 今までは、休憩場所に着いたらまずは蚊取り線香ホルダーを取り出し、ライターで火を点けてから休憩していました。使用後は火の部分をナイフで削り落として消火し、残った線香は灰が散らばらないようにビニール袋に入れて持ち帰っていました。

 しかし、マット式だとモバイルバッテリーに差し込むだけで効果がスタート。片付けもケーブルを外してしまうだけと、とても簡単ですし、散歩でも念のために持って行っていたモバイルバッテリーが有効活用できています。

 アウトドアはもちろん最近は家でも使用中。マットによっては匂いもなく、上部のカラビナで吊るして使えるので、かなり万能に使える蚊取り器です。

■じつは効かない虫も多いので併せ技で

家を出る時はディート成分が国内最強の虫除け剤、ヒル専用剤を靴に染み込ませて、サングラスで目に飛び込んでくるメマトイをガード。念のために虫除けネットも装備する。梅雨時など、虫が多すぎる時期は電気でバチ!っと退治するラケットも持つ 

  一般的なキャンプ場であれば、基本のヤブ蚊にさえ対応できれば問題ないと思います。しかし、森林や山道を歩いていると目の周りに集まってくる虫・メマトイには効果がないように感じます。メマトイ対策としては、サングラスや防虫ネットが有効と思われます。当然ですが、地面を這うヒルやダニにも効果は期待できないと思われます。それらの虫刺されを防止するには、肌の露出を控えて、虫除けスプレーと併用するのがベストだと思います。