全国花火競技大会「大曲(おおまがり)の花火」をご存知だろうか。例年8月の最終土曜日に秋田県大仙市(だいせんし)で開催される日本三大花火大会の一つである。今年(2023年)は8月26日(土)に開催の予定。全国から集まった選りすぐりの花火師たちが競い合い、夜空を彩り、観衆を魅了する一度は見てほしい花火大会だ。

 今年(2023年)で第95回大会を迎え、例年70万人以上が集まる一大イベント。歴史ある花火大会でもあるため、大会当日の会場周辺は大混雑となる。宿泊施設の多くも予約で埋まり、交通渋滞が発生する。

 そこで今回は時間に余裕をもって大曲の花火を楽しむプランとして、前泊におすすめのキャンプ場を3つ紹介する。

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■ファミリーやグループにおすすめ! 1時間半かかるアクセス以上に価値ある良質な温泉が魅力!

●とことん山キャンプ場

住所:秋田県湯沢市皆瀬字新処106 
電話: 0183-47-5241

https://tokotonyama.com/

受付があるとことん山キャンプ場の管理棟(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 とことん山キャンプ場は、秋田県湯沢市の小安峡(おやすきょう)にあるキャンプ場。「大曲の花火」会場の秋田県大仙市までは車で約1時間半ほどの距離だ。アクセスとしては距離的に若干遠めだが、前泊におすすめの理由を紹介しよう。

●テントサイトの自由度が高い

区画されている場所以外にも自由に設営できるフリーサイトが魅力のとことん山キャンプ場(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 テントサイトもコテージ同様、事前に予約が必要だが、フリーサイトのみのため設営場所は先着順で自由に決めることができる。

 写真のように区画されている場所もあるが、指定の範囲内であれば区画されてない場所もテントサイトであり、人数やテントの大きさで自由に設営できる。 

●天然温泉が入り放題

源泉掛け流しの露天風呂があるとことん山キャンプ場(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 源泉掛け流しの本格的な露天風呂が敷地内にある。清掃時間の朝8時30分〜10時以外なら入浴し放題。温泉で移動の疲れをとってから花火会場に向かえるというのが魅力。ちなみにシャンプーなどは自分で用意する必要があるので注意。

●コテージがある

子どもや女性も安心のコテージがあるとことん山キャンプ場(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 子どもがまだ小さい場合やテント泊が苦手な方でも安心のコテージやバンガロー施設が充実。もちろん露天風呂の利用も可能だ。ただし棟数に限りがあるので早めの予約がおすすめ。

●ゴミを捨てることができる

整備されたゴミ捨て場があるとことん山キャンプ場(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 同キャンプ場では可燃ゴミ、缶、ビン、ペットボトルを現地で捨てることができる。ゴミを持ち帰らず花火大会へ向かうことができるのは大変ありがたい。当然だが、キャンプ以外のゴミは捨てないように注意したい。