2023年にワークマンから発売された「耐久撥水ジョイントシェルター」。ワークマン初のカーサイドシェルターとして、興味を持っている人も多いのではないだろうか。

 今回は車中泊歴3年、年に4~5回車中泊する筆者が、セレナC26に取り付けた感想と使い勝手をまとめてみた。ぜひ参考にしてほしい。

■キャンプや車中泊で活躍する、車に接続できるテント&タープ系アイテム

フルクローズなのでテントのように使える(撮影:田奈 真知)

 カーサイドシェルターとは、車に接続できるテントのようなもの。簡単に設営でき車内との行き来もしやすいため、車を横付けできるオートキャンプ場や車中泊で見かけることも多い。

 同じように車に接続できるものに、カーサイドオーニング、カーサイドタープがある。メーカーによって呼び方は異なり、全方位を覆うもの、タープ状に展開できるものなど多種多様だ。自身のキャンプシーンにあったものを探してみよう。

 ワークマンから発売された耐久撥水ジョイントシェルターは、フルクローズにしてテントのようにしても、サイドの幕を開けてタープのようにしてもよい。オールマイティに活躍してくれるアイテムだ。

 リア(バックドア)側にもサイド(スライドドア)側にも取り付け可能。リアに取り付ければトランクの荷物の出し入れがしやすく、サイドは座席側からの乗り降りがしやすくなるのが特徴だ。今回は、サイド側につけることにした。

■シェルター本体にポールを取り付けるだけの簡単な組み立て

シェルターを組み立てた後、車に取りつける(撮影:田奈 真知)

 組み立て作業は、シェルターを広げメインポールと組み合わせ、シェルターにあるフックに取りつけていく。組み立て自体はそこまで難しくなく、10~15分ほどでできた。

 組み立てたら、車の屋根部分(ルーフ)に吸盤で取り付ける。しかし、この日は強風で風にあおられたシェルターを、車に取りつけるのに四苦八苦! 見かねた近くのキャンパーが手伝ってくれた。 

 今思えば、シェルターのファスナーを開けて風を逃がしてあげるとよかったかもしれない。風の強い日は複数人での設営がマスト。最後に内側にインナーテントを取りつければ完成だ。ちなみに、フロントポールを使用すれば独立して建てることもできる。