暖かい季節になり、新たにキャンプを始めようという人もいるだろう。そんな人たちに注意してもらいたいのが、キャンプにおける基本的なマナーである。最低限のマナーを身に付けておけば、初めてのキャンプを快適かつ楽しい思い出にできる。

■ごみの処理

ごみ袋は持参しておけば安心できる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 キャンプで出たごみの処理を適切に行うのは、キャンパーとしてとても重要なマナーの一つ。キャンプ場によってごみの処理方法は異なるが、多くの場合は持ち帰りか、有料でキャンプ場に処分してもらうことになる。利用するキャンプ場のルールを事前に調べておき、持ち帰りの場合はごみ袋を用意しておこう。

 キャンプで炭火を利用する場合は、使用済みの炭の処理方法についても注意が必要だ。木炭や豆炭といった種類に関係なく炭は土に埋めても分解されずに残ってしまうことから、キャンプ場内には炭を片付けるための専用スペースが設けられているので受付時に場所を確認しておこう。

分別も忘れずに(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

■直火の禁止

焚き火台と焚き火台シート(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 キャンプ場での楽しみの一つに焚き火がある。多くのキャンプ場では、地面の上に薪を重ねて火をつける、直火での焚き火を禁止している。芝や木などの植物を焚き火の熱から保護することや、マナーの向上が目的のルールだ。

 また、焚き火台から燃えかすなどが直に地面に落ちるのを防ぐため、焚き火台シートも併せて用意しておこう。焚き火台シートとセットでの使用をルール化しているキャンプ場もあるほか、独自のルールがあるかもしれないので事前にチェックしておこう。