秋が深まり、山頂に雪を被る姿を見せはじめた富士山。その優美な姿は、目にする者を魅了する。ふとした景色から富士山が見えると、感慨深い気持ちになるのではないだろうか。

 そのような富士山だが、観光地やお買い物スポットとして人気を集めている横浜にビュースポットが点在している。今回は横浜での観光地やお買い物の合間に立ち寄れる富士山のビュースポットを紹介するとともに、横浜市内各地から富士山を見る際の注意点もご紹介しよう。

■横浜の富士山ビュースポット

 横浜市の中心部から富士山までは直線距離で約80km。間には神奈川県西部を代表する大山や丹沢山地といった山々を挟む。全景を見ることは難しいが、富士山の美しいコニーデ型の造形を眺めることが可能だ。

●緑産業道路(都筑区)

IKEA港北近くの歩道より(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 第三京浜港北インター付近は、IKEA港北やららぽーと横浜があるお買い物スポット。その両者を繋いでいる道路が「緑産業道路」だ。富士山はIKEA港北から、ららぽーと方面に向かう方向に見ることができる。

 進行方向の正面に望む富士山は、距離を感じさせない迫力ある見栄えだ。運転手は前方に注意しなければならないが、助手席や後部座席に座っている人は喜ぶこと間違いないだろう。 

●うみそらデッキ(西区)

緑あふれる憩いの場となっている(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 2020年6月、横浜駅西口にオープンしたJR横浜タワー。その12階にある「うみそらデッキ」が、横浜に誕生した新たな富士山ビュースポットとなっている。

「YOKOHAMA」のモニュメントはフォトスポットとしても人気(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 各所にベンチやテーブルが設置されているほか、「YOKOHAMA」のオブジェもあって、フォトスポットや憩いの場としても親しまれている。横浜駅東側のビル群を見下ろせ、その向こうにはベイブリッジも望める。

富士山がある方向のスペース(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 富士山が見えるのはその反対側。少々奥まったところではあるが、デッキの西側の景色も眺められる場所がある。富士山がある方向は、横浜ビブレと横浜ベイシェラトンホテルの間だ。

写真中央部の赤い鉄塔と、写真右側のホテルの間に富士山の山頂が見える(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
拡大した写真。冠雪した富士山の山頂部が見える(撮影:ブラボーマウンテン編集部)