日本のアウトドア総合ブランド“スノーピーク”が運営する複合型リゾート「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」を知っていますか?  新潟県三条市にあるスノーピークの本社の隣に2022年4月にオープンした「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」のコンセプトは、“浴・食・泊の自然を感じる複合型リゾート”を掲げていて最初に“浴”がきていることからも、“お風呂”に力を入れていることが伺えます。隣には約200組が泊まれる約5万坪のキャンプフィールドを併設し、総敷地面積はなんと約15万坪!  これは某夢の国と同じ広さになります。大きい!

 「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」は、新国立競技場などを設計した著名な建築家である隈研吾氏とスノーピークが組み、構想から約10年、満を持して完成させたそう。隈研吾さん特有の木材の使い方が魅力的でした。

燕三条の金属加工を感じさせる看板
外観が特徴的な「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」
キャンプの象徴的なアイテムである「薪」を約1.5万本使用!

■大浴場とサウナをレポート!

 この施設の目玉とも言えるのが温浴エリア。早速ご紹介したいと思います。まずは脱衣所。広々としながらもロッカーの配置によりパーソナルスペースが確保されていて、どこか安心感があります。浴室に入ると窓から差し込む光と間接照明、シックなトーンがまるで美術館のような雰囲気。地元新潟県産の新潟杉から作られた丸太のような椅子と桶がアクセントになり、木のいい香りが浴室中に漂っています。

まるで美術館のような雰囲気の浴室内
地元新潟県産の杉を使った丸太を椅子として使用

 浴室内にはガラス張りの大きな窓があって、そこから太陽の光と目の前に広がる木々が目に入ってきます。洗い場にいてもお風呂に浸かっていても、自然と外の景色を見てしまうような設計になっているんですね。お風呂は自家源泉の温泉かけ流し。優しい肌当たりでリラックスできます。

正面にあると見てしまうので斜めに設置された鏡。自然と視線は窓の方へ向きます
自家源泉かけ流しのお風呂。露天は少しぬるめでいつまでも入っていたくなります