大自然を目の前に「ととのい」体験ができる「テントサウナ」は、全国のアウトドア好き、サウナ好きなら一度は聞いたことがあるだろう。

 自宅の庭、湖畔や川辺、キャンプ場など、さまざまなフィールドでサウナを楽しめるのがテントサウナのいい所だ。アロマオイルを垂らした水でロウリュを楽しみ、身体を芯から温めて、天然の水風呂へダイブ。大自然で「ととのう」感覚は格別だ。

 そんな人気沸騰中のテントサウナと、新感覚な水上外気浴を楽しめるSUPを掛け合わせた「ととのい」プランがあると聞き、和歌山県へやってきた。

■まずはSUPの練習から始めよう

今回使うボードはSUPの人気ブランド「STARBOARD」のハードタイプ(撮影:仲地宏樹)

 テントサウナ×SUPを全力で楽しむためにはまず、SUPの練習が大切。パドルの持ち方や漕ぎ方、乗り方など丁寧な講習を受けたのち、水上練習を行う。これらを学んでおかないとケガに繋がりかねないため、しっかりと練習しよう。普段からSUPツアーを行っているガイドが講習を担当するため、初心者でも安心だ。

大きなボードかつ、穏やかな川なので簡単に立てる(写真提供:KUMANO OUTDOOR TRIP)

 ほとんど流れのない穏やかな場所で行うため、比較的簡単に乗りこなせる。

■大自然を楽しむテントサウナ

ロシア製の3層式テントサウナ「MORZH(モルジュ)」(撮影:仲地宏樹)

 SUPをある程度扱えるようになったら、いよいよテントサウナだ。こちらのテントサウナには窓が2箇所ついており、サウナ中でも外の景色を楽しめる。

最大5人での利用が可能、水着で利用するため家族やパートナーとも一緒に楽しめる(写真提供:KUMANO OUTDOOR TRIP)

 サウナストーンに水をかけ、セルフロウリュ。貸し切りであれば持参したお好みのアロマオイルを使用できる。