北岳のお膝元、南アルプス市にある「RVパークやまなみの湯」をご存じだろうか。東京から中央自動車道経由で約2時間、車中泊愛好家の中では「やまなみの湯」という温泉施設が併設する「隠れた名所」として名高い施設だ。

 本記事では、筆者の初めての「RVパーク宿泊体験」をレポート。のんびりできる施設なので、インドア派の人にもぜひ読んでいただきたい。

■RVパークとは?

RV協会認定のRVパークはこの看板が目印(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 RVパークとは、日本RV協会が認定した施設で、RVとは「レクリエーショナル・ビークル(Recreational Vehicle)」の頭文字で、レジャーや趣味のための車両という意味。

 車中泊に特化した駐車場で、オートキャンプ場とは異なり、温泉、旅館、道の駅、遊園地などの駐車場の一部を借りて車中泊ができる施設だ。

●RVパークに認定されるためには

下記条件を満たし、日本RV協会が認定した施設がRVパークとして呼ばれている。

・4m×7m程度の駐車スペースの提供
・一週間程度の滞在が可能
・24時間利用できるトイレ
・100V電源設備
・入浴施設が施設内又は15km圏内にある
・ゴミ処理が可能(有料・無料あり)

 RVパークのメリットは、許可を受けているため、充実した設備のあるスペースで堂々と車中泊で泊まれること。デメリットは料金がかかる点で、ゴールデンウィークやお盆休みなどは一泊5000円以上に値上がりすることも。