秋といえば食欲・スポーツ・芸術・勉強等、何をするにしてもおすすめの季節。秋は通年楽しめるキャンプやアウトドアアクティビティにもおすすめだ。旬の食材を使ったアウトドア料理をしたり、秋空や紅葉など自然を満喫したり、快適な気候の秋は初心者でもキャンプを始めやすい。そんな秋キャンプのメリットとデメリットを紹介しよう。

■秋ならではの魅力! メリット① 自然との触れ合いを愉しむ

紅葉も楽しめる秋キャンプ(写真:大善亨)

 夏キャンプの場合、人も自然も弾ける生命力に溢れている。マリンスポーツやアスレチックなど、とにかく体を動かして楽しみテンションもアゲアゲだ!  また夏フェスなど、イベントに合わせてキャンプも!  という人も少なくない。

 一方、秋キャンプの場合はどうだろうか。年中生命力に溢れてアクティブに過ごす人もいるが、秋キャンプに行くと何かのイベントに併せてキャンプをするというよりは、キャンプや身近な自然に触れ合って穏やかに過ごすキャンパーが多いという印象が筆者にはある。

 周囲の人に迷惑をかけない限り、キャンプの過ごし方は自由。ワイワイ盛り上がるのも良いが、秋ならではの過ごし方をしてみると、楽しみ方の幅が広がってよりキャンプが好きになる。

カラフルな秋の散策(写真提供:松江市宍道ふるさと森林公園)

 秋キャンプならではの楽しみ方とは何だろうか。おすすめは散策だ。忙しい毎日、なかなか自然をじっくりと味わうことは少ないのではないか。暑くも寒くもなく、自然の中を散歩する程度に体を動かすのは本当に心身が満たされた気分になる。自然に目を向ければ木の実や栗、松ぼっくりなど小さい秋を見つけることができる。

栗やどんぐり、松ぼっくりなど秋を見つけるのも楽しい(写真:大善亨)

■秋キャンプのデメリットと対策① 秋でも虫対策は必要

 気温が下がり、キャンパーの天敵でもある虫も少なくなる。とはいえ、夏が過ぎたからいなくなるのではなく、ブヨやスズメバチなど秋も活動している。自然と言えども害虫とは親しくはなりたくないものだ。夏同様、虫除けスプレーなど防虫グッズを準備しよう。