●対策3.ペグは頑丈で長いものを使用する

風対策には、長さ30cm以上の鍛造のペグを使用しよう(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 強風が吹く環境では、ペグの選択が重要になる。短く細いペグは風の力で抜けたり、曲がることがあるため、ペグは長くて頑丈な物を選ぶこと。

 具体的には長さが30cm以上あり、頑丈な鍛造のペグがあれば地面にしっかりと固定できる。ペグはしっかりと根元近くまで打ち込もう。

ペグを2本使用することでがっちりと固定できる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 短く細いペグしか持っていなかった場合は、ペグを2本使用しよう。これでガイラインにかかる力を分散でき、ペグを地面にがっちりと固定することができる。ペグはガイラインの自在金具とペグが三角形の角になるように打ち込もう。

●対策4.自動車を風よけにする

風上に車を駐車すれば風よけになる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 風を遮るものがないキャンプサイトでも、風上に車を駐車すれば風よけになる。車の乗り入れが自由にできるキャンプサイトであれば、ぜひ試してほしい。

●対策5.焚き火はテントより風下で行う

風が吹く日の焚き火は特に注意が必要(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 焚き火は必ずテントよりも風下で行うこと。テントよりも風上で焚き火を行った場合、風によって火の粉がテントに飛び散り、引火する可能性がある。

 焚き火の火の粉が舞い散り、火力の調整ができないほどの強風が吹く場合には、自分のテントだけでなく、他人のテントを燃やしてしまう危険性があるため、焚き火自体をすぐに中止しよう。

■想定外の事態に対応できる準備を!

 高原でキャンプをする場合、想定以上の風が吹くことがある。キャンプは自然を相手にする遊びであることを忘れずに、しっかりと強風対策をして、安全に楽しもう!