2022年4月16日より新東名高速道路「伊勢原大山IC~新秦野IC」が開通。それに伴い「秦野丹沢スマートIC」もオープンし、都内から登山・キャンプで人気の山域「表丹沢」へのアクセスが短縮された。

 さっそくその恩恵を受けるべく、さらに近くなった表丹沢を代表する山であり、登山者に人気No.1の「塔ノ岳」大倉尾根コースをレポートする。ぜひ週末登山の候補の一つに入れてほしい。

■秦野丹沢スマートICから登山口「大倉」へ

 新しく開通した秦野丹沢スマートICを出たら、塔ノ岳の登山口「大倉」までは約5分で到着。今までは「秦野中井IC」から一般道を30分近くかけて走る必要があったが、丹沢の麓にICができたことでアクセスが30分近くも短縮された。

 大倉の戸沢公園には、登山者が使える有料駐車場があり、また周辺には民間のコインパーキングをはじめ、いくつか駐車できる場所がある。戸沢公園内の大倉バスターミナル前には、公衆トイレ・登山届の提出場所がある。

■塔ノ岳:大倉尾根(通称:バカ尾根)登山コース

全長約7km・標高差1200mの大倉尾根

 大倉登山口から塔ノ岳山頂までは、全長約7km・標高差1200mの「大倉尾根」を往復するコースが一般的。大倉尾根は通称「バカ尾根」と呼ばれ、大倉(290m)から塔ノ岳(1491m)までまっすぐ延びる、急登・階段続きの尾根道である。

 登りのコースタイムが3時間40分・下り2時間20分と決して短くはないが、登山道はしっかりと整備されているので歩きやすい。