南アルプスの仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳の起点、北沢峠の麓にある長野県伊那市には、全国有数の桜スポット「高遠(たかとお)城址公園」がある。1,500本もの桜が園内を埋め尽くすその様は、“天下第一の桜”と呼ばれるほど。そんな高遠城址公園の桜情報はすでに数多く存在するので、ここでは周囲に点在しているオツな桜スポットを厳選して紹介しよう。

■水面越しに南アルプスと中央アルプスの山並みを鑑賞! 「六道(ろくどう)の堤」

六道の堤の西側に聳える中央アルプスの眺め

 高遠城址公園から西に4kmほどのところにある、伊那市最大の農業用ため池。桜の木が池をぐるりと囲むように植えられている。周囲を田んぼに囲まれているため見晴らしが抜群で、桜やため池とセットで中央アルプスや南アルプスを眺められるのがポイントだ。

東側は、雪をかぶった仙丈ヶ岳がひょっこり姿を見せる

 駐車スペースが4〜5台ほどと少ないので、ハイシーズンの週末などに訪れる場合はご注意を。

六道の堤(長野県伊那市美篶南割笠原)https://goo.gl/maps/qnZGC6cnrnyzzb2RA

■お堂を隠すように立つ2本の大きなしだれ桜が見事! 「勝間薬師堂」

30mほどの高さがある、勝間薬師堂のしだれ桜

 しだれ桜で有名なのが、高遠城址公園から徒歩20分ほどでたどり着ける勝間(かつま)薬師堂だ。高遠エリアに多い「タカトオコヒガンザクラ」よりもピークが1週間ほど遅く、花見を長く楽しませてくれる存在として、地元民にも愛されているスポット。

高遠エリアには、メジャーな「ソメイヨシノ」に比べて小ぶりで赤みを帯びた「タカトオコヒガンザクラ」という固有種がある

 しだれ桜だけでなく、タカトオコヒガンザクラも周囲に多く植えられていて、しだれ桜とセットで楽しむことができる。

「タカトオコヒガンザクラ」の群生。ショー・コスギ氏が植えた木もあるので探してみよう

勝間薬師堂(長野県伊那市高遠町勝間)https://goo.gl/maps/hRriweANeuM2CDbVA