雪道を歩いたことがある人ならば、誰しも一度は転んでしまった経験があるのではないだろうか。関東で雪が降ったりすると必ずと言っていいほど、転んだ人の映像がニュースで流れている。

 全国的に降雪量が多い今冬、まだまだ雪が残る道も多い。足元に注意しながら歩く日々が続いているが、どうすればいかに転ばないように歩けるのか、北海道民の目線でのポイントを紹介していく。

■どのような道が滑りやすいのか

積もった雪が凍り、つるつる路面に(写真:glocalhokkaido)

 まず、どのような道が滑りやすいのかを把握しておこう。実は、雪が降っている日より、翌日以降の方が滑りやすい。その理由は夜から朝にかけて気温が下がり、降り積もった雪が固まるためだ。

 横断歩道や駐車場の出入口など、人も車も通る場所は雪が踏み固められて凍りやすくなってしまう。特に横断歩道は車のタイヤの摩擦により、踏み固められた道が磨かれてしまうため、とても滑りやすい。横断歩道の白線部分はアスファルト部分と異なり水が染みこまないため、氷の膜が張りやすく滑りやすくなっている。冬場はなるべく白線部は踏まずに歩くようにしよう。

 屋内への出入口も人通りが多いため、路面が滑りやすくなっている。地下鉄駅や地下街の入口では段差も多く、より注意が必要になる。電車や地下鉄に乗る際は、急いでいることも多く、注意力が低下してしまうことも。急いでいるときこそ、細心の注意を払おう。

 このような滑りやすい道ではなかったとしても、雪道では思わぬ場所で滑ってしまうことも十分にあり得る。冬道ではどんな時でも、急がず落ち着いて歩くことを心がけよう。