釣りに行く際、釣り竿が邪魔と感じたことはないだろうか。筆者は、自転車と電車を利用して釣りに行っていた際、特にそう感じていた。

 多くの釣り竿は畳んでも1メートル近い長さがある。自転車での移動の際には漕ぎにくく、電車では人が多いと邪魔になるうえ、長い荷物を車内で持っていることに少し気恥ずかしさを感じていた。

 どうにか解決出来ないかと考えて調べていたところ、『パックロッド』に出合った。パックロッドは遠征を目的とした釣り竿で50センチ程度まで小さくすることできる。この出合いから釣り竿を邪魔に感じることはなくなった。また、使用していくうちに移動が楽に感じること以外の魅力にも気づかされた。

 今回は、「移動を楽にしたい」「購入する竿を悩んでいる」釣り初心者に、パックロッドを使用して感じた魅力を5つ紹介したい。

■最大のメリット、持ち運びしやすいサイズ感

竿のケースに入れたパックロッドはコンパクトで持ち運び簡単

 筆者が使用しているパックロッドは、畳んで専用のケースに入れれば約65センチに仕舞えるので、手に持つとかなり短いのがわかると思う。この短さは持ち運びが非常に楽に感じるのだ。

パックロッドを使用すると、このサイズにはもう戻れない

 筆者がパックロッドを購入する前に使用していた竿のケースと比較してみよう。所持している竿が1メートル前後であったため、110センチのケースを使用していた。この長さは自転車、電車移動をするには背負っても手で持っても決まりが悪かった。久しぶりに背負ってみて、パックロッドのありがたみを改めて感じた。