夏から秋へ。山歩きするにも気持ちがいい季節ですね。長雨が続き、夏の登山から間が開いてしまっているのではないでしょうか。

 紅葉の山歩きを計画中の方へ。秋山で気をつけたいことをまとめました。夏とは違う秋の登山。山に向かう前に、今一度確認してみてはいかがでしょう。

■来週の登山に何着ていこうかな?

A「最低気温調べた?」

B「最低気温て?」

A「登山中、一番低くなる可能性のある気温だよ。風の強さで体感気温が変わるんだってさ」

B「へぇ、風が強く吹けば、寒いもんね。それで、何度の予報がでてるの?」

A「山頂は7℃だけど、風が5~7m/sあるかもしれなくて、そしたら体感気温は0℃だって」

B「そんなに寒いんだ~」

A「霧雨の予報も出てるから、もしかしたら、体感はマイナスになるかも」

B「うわ!  着ていくもの、考え直すわ」

10月中旬の標高2,900m付近の稜線の朝

 おおよその最低気温(体感気温)を調べて、ウエア・装備の準備をします。秋は風が強まれば、体感気温が0℃以下になることも。アンダーやミドルウエアを気温に合わせて選びましょう。

 防寒着も夏ものから一段階厚いジャケットに。山で宿泊するなら、この夏持ち歩かなかったダウンパンツも必要になるかもしれません。ウエア小物類では、グローブの重要度があがってきます。状況にあわせて2〜3種類、用意します。頭部の防寒に、薄いビーニーや、薄いバラクラバも有効です。

 装備では、お湯を入れた保温ボトル、サバイバルシート(ツエルト)も忘れずに。

■最近、暗くなるの早いよね

A「来月の登山のとき、何時に日が暮れるか知ってる?」

B「ん~、6時くらい?」

A「それがさ、5時くらいみたい」

B「はやっ!  その登山って5時下山の予定じゃなかった?」

A「まずいね。日没の2-3時間前に下山しろ、って記事を最近みたんだよね。」

B「そんなに早くする必要はないんじゃないの?」

A「なんかアクシデントがあると数時間たっちゃうらしい」

B「そか、じゃ、3時下山で考え直そ」

 下山時間を日没の2〜3時間前に設定した計画を作ります。グループに登山初心者がいる場合は特に余裕をもちましょう。

 入山前、待ち合わせた時点で、全員がヘッドライトを持っているか必ず確認をします。誰かがたぶん持っているだろうと思っていても、いざ蓋をあけたら誰も持っていないことがあります。道に迷い、暗くなった後にグループ全員ヘッドライトを持っていないため、遭難する事例が後を絶ちません。