③ 暗すぎて肉の焼け具合がわかりにくい
夕食の時間になると、キャンプサイトは思っている以上に暗くなる。ランタンを点けていても手元は意外と見えづらく、肉にしっかり火が通っているのか判断に迷うことも。焼きすぎて硬くしてしまったり、火の通りが心配で何度も焼き直したりと、経験を重ねても意外と起こりがちな失敗だ。秋冬は日が沈むのが早いので、特に夕食時には焼き具合が確認しにくくなる。
●対策
最近は日が落ちる前から調理を始めるよう心がけ、手元を照らせるLEDランタンを調理スペースの近くに置いている。また、鶏肉など火の通りが気になる食材は、あらかじめ小さめにカットして持参するようになった。これにより、短時間で均一に火が通るため、焼きムラを防ぎやすくなり、暗い時間帯でも安心して調理できている。
④ 大体毎回、食材が余る
キャンプ前はどうしても気分が盛り上がって、「これも食べたい」「あれも作りたい」と食材を買い込みがち。その結果、毎回食材が余ってしまう、というのはキャンプあるあるだろう。
特に、肉や魚などの生鮮食品は余った食材を持ち帰る際に傷んでしまうかも、とみんなで”フードファイト状態”になってしまったことが何度もある。ソロキャンプの時は食材が余ると悲惨で、食べきれずに残った食材を「傷まないように」と祈りながら持ち帰ったことが何度もある。「次こそ適量で」と思っていても、つい買いすぎてしまうのはキャンパーあるあるだろう。
●対策
人数や食べる量を考えて、事前に献立を決めてから買い物をしよう。事前に誰が何を作りたいか連絡を取り合い、誰が何を持参するかしっかり決めておくことで買いすぎを防げるほか、余っても大丈夫な食材を準備することで最後まで無駄なく使い切りやすくなった。また、ソロキャンプの時は過去のキャンプ写真を見返して「これくらいなら食べ切れるだろう」とアタリをつけて準備するようにしている。
基本的なことだが、キャンプ前のテンションで情報共有が漏れると食材を余らせてしまいがちになるので、各自の食べる量と共に食材マネジメントを徹底しよう。
■持っていてよかった! 予定が狂った時のお助けご飯
① カップ麺(飯)
「もう少し食べたい」「思ったよりお腹が空いた」というときに、一つあるだけで安心できるのがカップ麺。疲れて料理をする気力がなくなった朝や、悪天候で調理を手早く済ませたいときにも重宝している。実際に「持ってきてよかった」と感じたことは何度もあり、メイン料理が少し物足りなかったときの“保険”としても頼れる存在だ。
② 缶詰
長期保存ができる缶詰も、キャンプでは頼りになる食材だ。「もう一品ほしい」「いつもと少し違う味を楽しみたい」というときにも手軽に活用できる。
最近はサバ缶だけでも、水煮・味噌煮・トマト煮など種類が豊富。温めるだけでも十分おいしく食べられるうえ、パスタや炊き込みご飯、アヒージョなどにアレンジすれば、簡単に一品追加できる。もちろん、そのままお酒のおつまみとして楽しめるのも缶詰ならではの魅力だ。
■現地で確実に楽できる下準備
① あらかじめ肉を串打ちして冷凍して持参
最近、肉は家で串打ちした状態で冷凍して持参している。保冷剤の代わりになるうえ、現地では解凍して焼くだけなので、調理がとてもスムーズになる。肉を触った手を洗って炭火において、というめんどうな作業もなくなり、本格的な焼き鳥が手軽に楽しめる。
出発前に仕込みの手間は少しかかるが、「持ってきてよかった」と毎回感じている。肉はきちんと凍らせれば持ち運びの際に痛む心配もなく、保冷剤代わりにもなるので衛生面でも有効だ。
② ダッチオーブンで焼くじゃがいもは真空保存で変色防止
ダッチオーブンでじっくり焼くジャガイモ料理にも最近ハマっている。あらかじめカットして持っていくと現地での調理が楽になるが、そのままだと変色しやすいのが悩みどころ。そこで、真空保存して持参するようになった。
真空保存と聞くと難しく感じるかもしれないが、実際は簡単。食材を入れたジップ付き保存袋を水を張ったボウルやシンクにゆっくり沈めると、水圧で袋の中の空気が押し出される。その状態でチャックを閉じれば、専用の道具がなくても手軽に空気を抜いた状態で保存できる。鮮度を保ったまま持ち運べるので、下準備を済ませておきたい方にもおすすめだ。
③ 袋ラーメンは、チャーシューと煮卵で贅沢キャンプ飯に
寒い季節のキャンプでは、袋ラーメンにチャーシューと煮卵を持参するのが定番になっている。お湯を沸かして麺をゆでるだけで、お店のような満足感のある一杯が完成。寒い中で食べる熱々のラーメンは格別で、簡単なのに特別感を味わえるキャンプ飯としておすすめだ。
■おいしく楽しくキャンプ飯を楽しもう
自然の中で焚き火の炎を眺めながら、味わうキャンプ飯は格別。この時間のために、少し面倒な設営や撤収を頑張っていると言っても過言ではない。
今回紹介した失敗談や対策、お助け食材は、どれも実際の経験から取り入れるようになったものばかり。少し準備を工夫するだけで、現地での調理はぐっと楽になり、キャンプ飯をもっと楽しめるようになる。キャンプで取り入れて、おいしく楽しいご飯タイムを過ごしてほしい。