■予備の着火用品も持っておこう

左から家の鍵に取り付けたEXOTACのナノスパーク。EXOTACのビックライターケース。ビニール袋に移し替えたマッチ)

 グループ登山だとライターを貸し借りできますが、ソロ時に着火用品を忘れてしまうと絶望してしまいます。ガスストーブの自動点火装置は故障しやすく、気圧の影響でよく着きにくくなります。予備ライターを持っていても、たまには点検しないとガスが抜けていたり、フリントが酸化していて使えない場合もあります。

 私は必ず鍵に火花が飛び散るストライカーを付けています。これで救われたことが何度もあります。フリント式ライターは濡らすと酸化が進むので防水ケースに入れています。最後の砦として、ビニール袋に移し替えたマッチも忍ばせています。

■最近注目のギア、フードコジー

モンベルのフードコジーは同社のフリーズドライ食品の大きさに合わせて作られ、入れたまま食事が可能です

 今までは山頂で食べるご飯といえばカップラーメンが定番でしたが、最近は味だけでなく、原材料にもこだわったフリーズドライ食品が数多く販売されています。フリーズドライ食品をできるだけ温かく美味しく食べるためには、保温材が張られたフードコジーがあると便利。これがあるだけで、戻し時間を短縮することもできます。また、寒さや衝撃に弱い電子機器の収納にも適しているので、私は普段は小物入れ、寒い時は保温袋として併用しています。

■最後に調味料もお忘れなく

荷物を増やしたくないけれど味にこだわりたい!  そんな時にこの小さすぎる調味入れは便利アイテム

 登山で疲れた後の食事では、「もう少し塩気が欲しい」「味が薄い」など、味変したい時が多々あります。

 山で少しだけ調味料を使うなら、主に弁当に付いてくる醤油などの調味料を取っておく方法と、小さいボトルにで移し替えて持っていく方法があります。さまざまな調味料入れが販売されてきましたが、どれも大きく、ソロ山行の多い私には使いきれませんでした。

 その点、エバニューから販売されている「ちまちまボトルセット」はちょうどよい大きさ。塩、胡椒、醤油と胡麻油を持ち運んでも、とても軽量コンパクトにまとめることができます。食品対応で液漏れもしないボトルです。