●その3:阿諏訪 泰義さん監修「箔」

小型のペットボトル容器は持ち運びやすく処分もしやすい(撮影:櫻井 たかひろ)

 阿諏訪 泰義さんが監修した出汁スパイス「箔」は、旨味成分の一つであるホタテに含まれた“コハク酸”を使った調味料だ。

 料理人として修行してきた阿諏訪さんは、市場にあるアウトドアスパイスは香りが強く、毎日使うことはできないと感じたため、飽きのこないスパイスを作ろうと「箔」を開発。味を主張しすぎず、食材の味をそのまま活かすことができる万能調味料を完成させた。

 実際に、味噌汁や野菜炒め、卵かけご飯で使ったが、「箔」を振りかけると、食材にコクと深みが加わるため、料理を美味しくしてくれた。

卵に出汁が加わると美味しさが倍増する(撮影:櫻井 たかひろ)

 一番のお気に入りはお湯に箔を溶かしたスープだ。100gのお湯に箔を3g入れるだけとシンプルなスープだが「箔」の旨味を一番感じることができる。

スープを飲むと旨味が凝縮しているのを感じることができる(撮影:櫻井 たかひろ)

 家庭でも使えるため「箔」を購入してから我が家の食事には頻繁に登場する。

 アウトドア歴8年の筆者は今まで10種類ほどのアウトドアスパイスを食してきたが、「箔」が一番美味しいと感じた。

・価格 885円(税込)

【販売サイト】阿諏訪泰義の公式オンラインショップ-Bluemoment-
https://noasuwa.base.shop/items/66374723

●その4:チュートリアルの徳井 義実さん「KOJIRASEカレー」

KOJIRASEカレー1袋で約6食分(撮影:櫻井 たかひろ)

 チュートリアルの徳井 義実さんが監修した「KOJIRASEカレー」は、無添加で体に優しいフレーク状のカレーだ。

 全国各地のカレー店を食べ歩くほどカレー好きな徳井さんが、訪れたお店の味を気に入り、店主と意気投合。店主の紹介でフレーク状の加工をしてくれる工場と出会い「KOJIRASEカレー」の開発がスタートした。

袋を開けた瞬間にカレーフレークの匂いが充満する(撮影:櫻井 たかひろ)

 「KOJIRASEカレー」は、具材を入れなくても味わえるカレーだが、筆者が好きなカツカレーで調理をしてみた。

カツときのことほうれん草カレー(撮影:櫻井 たかひろ)

 野菜を数時間煮詰めてコクを出したような奥深さがあり、後味にほんのり辛味がある大人のカレーだ。今回はきのことほうれん草を入れたが、味付けがしっかりしていてコクがあるため、牛すじや魚介類を入れてもあうと思う。

 1人前を作るには3分間煮込むだけなので、時間がない時でも簡単に本格カレーを食べることができる。

・価格 2500円(税込)

【販売サイト】TOKUI VIDEO STORE:https://tokuivideo.jp/products/%E3%81%93%E3%81%98%E3%82%89%E3%81%9B%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC

■情熱とアイデアが詰まった食品を味わおう

 4つの商品は全て、芸人自身の経験やアイデアを活かして開発したものなので、商品に込められた思いやこだわりを感じながら調理すると、より一層美味しく感じられるはずだ。

 スパイスやカレーのレシピは、家でも作ることができるため、キャンプ好きはもちろん、そうでない人もこれらの商品をぜひ試して欲しい。