「キャンプ用のギアを買ったけど、結局キャンプでは使わなくなった」という経験が筆者にはある。しかし、キャンプでの利用以外にも、日常の家具に溶け込ませることで、家にいながらアウトドアの雰囲気を味わうことができる。キャンプスタイルの変化によって使用しなくなったギアも、自宅で使うことで、大活躍してくれるケースがある。

 今回はなぜそのギアを使わなくなったのか、どんなギアを代用しているのかも書き、使用しなくなったギアを日常でどのように使用しているか紹介する。

■「ローチェア30」安定した座り心地で日常を快適に

スノーピークの名品「ローチェア30」
座面が広く、安定した座り心地

 唯一無二のデザインが魅力のスノーピークの「ローチェア30」は、安定した座り心地で折り畳みも簡単。大きめのシェルターやテントと一緒に使用して、グループキャンプの利用にぴったりだ。

 筆者は車の積載容量の関係で、よりコンパクトで軽いチェアに買い換えたので、ローチェア30は家での使用が多くなった。シンプルながらスタイリッシュなデザインで、どんな部屋にも調和しやすい。

 通常、キャンプで使用するように作られたチェアは、日常使いできるほどの強度はないかもしれないが、ローチェア30は強度も優れており、毎日のリモートワークや、リビングでの食事でも使用しているが、不具合はほとんどない。

■「アイアンテーブル」コンパクトになり、持ち運びに便利だが……

「アイアンテーブル」はどっしりとして、作業もしやすい

 Amazonで購入したキャンピングムーンの「アイアンテーブル」は頑丈で熱にも強く、調理を行う際にも広々としている。コンパクトに持ち運びができ、さらに重ねて高さを出せばラックとしての利用も可能だ。組み立ても比較的簡単である。

 自由度が高いのでキャンプでも活躍するが、重くて持ち運びが大変なのでキャンプでは使用しなくなった。現在ではコンパクトで軽いバックに入るような軽量のローテーブルを使用している。

 自宅のテーブルをアイアンテーブルにすると形を自由にレイアウトでき、邪魔な時には折りたたむことができるので便利に使用している。