蚊取り線香は夏の風物詩ですが、灰の処理や火のケアなど、面倒が多いのも事実。最近は、防虫成分を含んだマットを加熱するタイプや、一度セットすれば数か月効果が持続するノーマットタイプまで登場し、虫除けはかなりの進化を遂げています。

 とはいえ、アウトドアでは煙が目視できる蚊取り線香タイプや、防虫成分を体に塗る虫除けスプレーなどがまだまだ主流です。そこで今回は、最新の蚊除けギアの中からアウトドアでも使えそうなものをいくつかピックアップしてみようと思います。

散歩でお茶を飲みによく登る裏山は虫除けが必須。写真は携帯お香台を流用して、蚊取り線香を焚いている図

■加熱式タイプに注目

 フレックステイル社のモスキートリペラーシリーズは、充電式のリチウムイオン電池でマットを加熱するタイプの虫除けです。

 「オープンエアの環境でも効果あるの?」と思ってしまうかもしれませんが、一般的な加熱温度110℃でも2枚のマットを同時に加熱させて虫を寄せつけません。さらに、モードを切り替えると、より高温の165℃でマットを加熱でき、虫除け成分を強力に発散させることも可能です。

 メーカー推奨はもちろん付属の虫除けマットですが、私は分かりやすい国内のメジャーメーカーのマットを使用しています。効果のある虫は、使用するマットにより変わります。