間もなくやってくるサマーシーズン! アウトドア愛好家たちにとっては、ウズウズが止まらない季節の始まりだ。テントサウナを使った川サウナも、夏のアクティビティとの組み合わせると新たな魅力が生まれる。

 今回は、特に相性がいいアクティビティの紹介と、必要不可欠なリスク管理の話をしていきたいと思う。

■夏の川サウナってどうなの? ベストシーズンはいつ?

 川原でテントサウナをする場合、夏がベストシーズンと思っている人は多い。

 しかし実際は、こと“サウナをすることだけ”に目的を絞ると夏は適期ではなく、春や新緑の時期、秋から初冬にかけてがベストシーズンとなる。外気温がほどよく低めの方がサウナ内は気持ちいいし、川の水温も15℃近辺で安定し(夏は20℃を超えるところが多い)、新緑や紅葉を眺めながらの外気浴の気持ちよさは言葉では表せないほどに最高だ。夏と違って川原に人が少なくて静かなのもいい。

 では「夏はやめといた方がいいの?」と思うかもしれないが、夏には夏の楽しみ方がある。サウナ以外の川のアクティビティは夏がベストシーズン。それらとの合わせ技一本で、自分だけの贅沢な時間を過ごすことが可能なのだ。

■夏の川サウナに相性のいいアクティビティとは?

1:キャンプ×サウナ

 川に併設されたキャンプ場では、キャンプを楽しみながらサウナも楽しめる(キャンプ場によってはテントサウナ持ち込み禁止のところもある。注意されたし)。夏の暑い時期でも川遊びをしたら体は冷えるし、シャワー程度しかないところで体を温められるのは最高の贅沢だ。

 もちろん、キャンプ慣れしている人は、キャンプ場ではなく川原でのサウナキャンプも最高。僕はサウナ後にテントサウナをそのまま寝る用のテントとして活用している(もちろんストーブに火は入れずに)。そうすると、翌朝目覚めてそのまま薪ストーブに火を入れて、モーニングサウナを楽しめる。外気温の低い朝の静寂の中での朝サ活は、瞑想した時のような恍惚感を得ることができるから大好きだ。

大型のテントサウナだとそのまま中で快適に寝られる(火は入れず)