雨上がりの日曜日。久々の御岳山訪問に期待に胸を膨らませて青梅線に乗り込むと、車内は登山客であふれていた。御嶽駅発ケーブル下行きのバスも増便されていて、オンシーズンであることを実感する。外国人観光客もちらほら訪れており、コロナ禍では見られなかった光景だ。

 今回は宿坊ランチを予約し、予約時間から逆算してルートを組んで楽しむプランを体験してみた。時間に限りがあるので、山歩きは割り切って、雨上がりのロックガーデンだけ楽しんで戻ってくる大人の山行を敢行した。

 実際に歩いてきた見どころと立ち寄りどころをいくつかピックアップしたので、週末のハイキング計画のご参考にどうぞ!

■ケーブルカーで楽々山頂へ

手づくりのおにぎりは1つ 100円。どんどん手が伸びてくる
春の山菜こごみ(1カゴ 100円)/お刺身こんにゃく(1カゴ 400円)が販売されていた

 朝イチのケーブルカーに乗って、一気に山頂へ。車内は家族連れやワンちゃん連れの登山客であふれていた。ケーブルカーの駅から神社へ向かう途中の宿坊前には、おにぎりが無人販売されている。コロナ以前と変わらぬ光景に心が踊った。春の山菜のこごみや、手作りこんにゃくを置いているお店もあり、気づくと人だかりができていてた。

■産安社 あたりは春景色

産安社周辺は色とりどりの花が咲いていて春らしい雰囲気
足元も春の気配
新緑の季節らしい景色が続く

 まずは産安社(うぶやすしゃ)へと向かう。リフトで行くことも可能だが、今回はリフトが動いていなかったので、徒歩で向かった。

 産安社周辺は週末でも人がほとんどいなくて、景色もきれいな穴場スポット。休憩できるテーブルや椅子もいくつかあるので、朝ごはんを食べるのにもおすすめしたい。ここから御嶽神社へ歩いていくルートは新緑の季節らしい景色が続く。