キャンプをするうえで、一番注意したいのは「風」。強風によってテントが飛ばされる、ペグが抜けるなど危険が多い。事前に天気予報を確認していても、急変の場合もあり、日頃の備えが重要となる。

 さまざまな風対策の中でも、とくに気をつけたいのが「ペグ」。今回は筆者の体験談を交えながら、急な突風から身を守るためのペグの「種類」と「打ち方」について紹介する。

■ペグの種類

 使用するペグは、使う場所や地面の状態によって変えるのがベスト。ペグの種類は多岐に渡り、さまざまな素材や形状のものがある。今回は「強度・価格・用途」に応じて、4つの種類を紹介していく。

●鍛造ペグ

強度が高く、どこでも使える「鍛造ペグ」

 耐久性抜群の「鍛造ペグ」。鉄を何度も叩くことで作られており、強度が高く、ほとんどの地面で使える万能ペグだ。種類に迷ったら「鍛造ペグ」がおすすめ。ただし、価格は1本300円程度からと高めで、他のチタン製やアルミ製のペグの重さが1本70gに対し、鍛造ペグは同じ長さで1本190gほどとかなり重い。

●ピンペグ

テントやタープに付属でついてくることが多い「ピンペグ」

 テントやタープを購入すると付属でついてくることが多い「ピンペグ」。アルミやスチールで作られており、1本100円台から購入でき値段もそこまで高くない。軽量で持ち運びも楽だが、強度は低く曲がりやすいため、石が混じった硬い地面には不向き。