夏場のキャンプで問題となるのが、蚊、ブヨ、アブ、蜂といった厄介な害⾍の存在。事前の対策を怠ると安眠の妨害、刺されて痛い思いをすることにもなりかねない。 今回は害虫被害に遭う前に備えるべき、6つの対策を紹介する。

■6つの害⾍対策

●対策1.キャンプ地の選定

藪には害虫が多く潜んでいるので要注意(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 害虫を避けるには、できるだけ虫の少ないキャンプ地を選ぶのがポイント。木や草が生い茂っている藪が近い場所や、水はけの悪い日陰は害虫が多い可能性があるので避けたほうがよい。

 逆に、開けて陽のよく当たる草原や芝地は害虫が少ない傾向にあるため、林間サイトよりも高原サイトを選択するとよいだろう。

 また、ブヨやアブは標高が高い場所にも生息しているが、蚊は標高が高くなるにつれ少なくなる傾向にある。標高が高い地は蚊を避けるキャンプには最適だ。

●対策2.夕方に長袖&長ズボンを着用

 夏場の屋外は日差しが強く、気温が上昇するため、日中は半袖半ズボンが快適。

 害虫が活発に動きはじめるのは、涼しくなる夕方。蚊やブヨは肌の露出部分を狙ってくるため、夕方には長袖&長ズボンに着替え、肌の露出部分を減らし対策しよう。

●対策3.塗るタイプの虫よけで、肌への攻撃を防ぐ

足首は蚊やブヨに狙われやすい場所のひとつ(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 肌の露出部分には、肌に塗るタイプの虫よけを塗って対策をすること。

 肌に塗るタイプの虫よけには、スプレーやシート状のものがあるので、足首や首周りを中心に塗りこんでおこう。

 虫よけは一度塗っても、汗をかくと成分が流れ落ち効果が薄れてしまう。こまめな塗り直しを心がけよう。