7月末、光岳水場情報です。

 静高平の水は勢いは弱いものの、今年も喉を満たしてくれています。小屋の直下にも水場あり。こちらはかなり急な斜面の往復になりますので、道中の静高平で汲んでくることをおすすめします。

 今年は静高平、水場、ともに水質検査に出しました。そのまま飲めることが証明されてます。ご安心を。とてもおいしいですよ。

■今シーズンの営業に向けて。さあさあ、はじまります。

アカギヘリさんのレクチャーではじめてユニックを使用して重さを量りました。いざ吊り上げてみるとモッコの中心がずれてしまい70点の出来。

 4月の終わりに南アルプス市で行われた講習会に参加し、小屋明け前に行うヘリでの荷上げの日程を相談した。いつにしよう。

 例年は6月末に実施しているそうだが、「梅雨真っ盛りの時期だから、長いと10日も延期するなんてこともあるよ」と聞いて、心配が止まらない。

 アカギさん(ヘリコプターの会社)に無理を言って、過去5年分の気象データを手に入れた私は早速、正の字を書いて晴れる日の確率を探ってみる。こんなことやっても、「天気のことはお天道さんのみが知る」なんだけど、まずは自分を納得させるのが大事だよね。

 土日を外して検討した結果、6月29日に頼むことに決める。今年はヘリでお肉も荷揚げするから、29日なんて縁起が良いしね。

■ヘリの荷上げまでに間に合うのかい?!

朝ごはん用に大量のもちふをスーパーで買う。軽いけど嵩張るなぁ

 荷上げ前の準備は、「6月が60日くらいないと間に合わなくない?」というくらいやることが盛りだくさんだった。

 まずは、荷上げするための大量の物資を用意しないといけない。重量でいえば、4トンもある。ひぇえ。それを全部用意すると思うと、途方もなく感じる。小屋を営業する4ヶ月分の食材や、やってみたいことに必要なあれやこれやを新たに購入したので、当然お金がかかる。

 また、ヘリコプターが発着する静岡県川根本町には、その大量の荷物を置いておく拠点がないから、それも悩ましい問題。ひとつひとつ打開策を見つけていくしかなく、焦っても仕方がないと言い聞かせながら進める。

小宮山さんが小屋番になって初めてのオープン。さて、どうなることやら