神奈川県南東部に位置する三浦半島は、東京湾と相模湾に挟まれた太平洋岸気候で、一年を通して温暖な気候であることが特徴。冬の寒さが深まる都市部をサクッと抜け出して、三浦半島でハイキングと、絶品まぐろ丼を食べる休日の過ごし方はおすすめだ。

 まず、三浦半島の海岸沿いを歩く「岩礁のみちハイキング」で、自然が創り出した絶景ポイントを巡る。その後、京浜急行電鉄「おトクなキップ」特典をフル活用し、絶品まぐろ丼で舌鼓、最後はお土産までゲットできる充実プランを筆者レポートにて紹介する。

■三浦「岩礁のみち」絶景巡りハイキング

三浦半島の岩礁のみち

 岩礁のみちは、関東地方の1都6県をつなぐ総延長1799km、全160コースある自然歩道「関東ふれあいの道」の一つ。三浦半島の松輪間口漁港から宮川港まで全長約10.3km、三浦半島先端をぐるっと周る約3時間のコースを歩く。

 まず、京浜急行電鉄で「三浦海岸駅」へアクセス。駅からバスに乗り換えて「松輪バス停」まで約15分。標識に従って約20分歩くと、松輪間口漁港から「岩礁のみち」が始まる。三浦半島の豊かな自然を楽しめる、絶景スポット巡りのハイキングへ出かけよう。

■神奈川の景勝50選「剱崎」

  バス停から漁港までの道路沿いは、三浦の温暖な気候を生かした特産品の一つ「三浦だいこん」畑が青々しく広がり、海へと続いていくような景観が見事だ。

漁港までの道路沿いには、特産品「三浦だいこん」畑が広がる

 漁港の堤防を越えて浜辺に出ると、三浦の穏やかな海が迎えてくれる。波の音に耳を傾けながら散策を始めると、すぐに一つ目の見どころ「剱崎」が現れる。

「神奈川の景勝50選」にも選ばれている展望スポット

 剱崎は、南東端の岬で「神奈川の景勝50選」にも選ばれている展望スポットだ。崖上の灯台まで上がれば、対岸の房総半島から、伊豆大島、新島、伊豆半島までを臨む。ぜひ景色を観に灯台まで上がってみてほしい。

剱崎から房総半島方面の眺望