昨シーズン、新型コロナウィルスの影響でバスも山小屋も休業していた南アルプス北沢峠。4月25日に営業を再開して3か月以上が経過したところで、新たにお届けしたいニュースが飛び込んできた。

■7月31日(土)より、北沢峠までの無料シャトルバスの運行が決定

5月31日の時点における被災箇所の様子。仮設の歩行者通路が設置されている(撮影:松元麻希)

 前回の記事(※)でお伝えしていたとおり、麓と北沢峠を繋ぐ南アルプス林道バスにおいて、北沢峠への直通便の運行開始が例年より遅れている。昨年夏の長雨の影響で、北沢峠の手前の林道が大きく崩落していたからだ。5月末には写真のような状況だったが、その後急ピッチで工事が進められ、7月31日(土)以降、無料のシャトルバスに乗り替えて北沢峠までアクセスできるようになった。

※前回の記事: https://bravo-m.futabanet.jp/articles/-/120017

 700mの歩行者通路の区間だけは歩く必要があるが、これまでのバスの終点・歌宿から北沢峠までの6.7kmを歩いていたことを考えると、大幅な時間短縮となる。コースタイムに置き換えると、歌宿から北沢峠まで片道で約2時間かかっていたところ、歩行時間とシャトルバスの乗車時間を合わせて約30分に。つまり、仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳へ日帰りで登頂することのハードルが、グッと下がるというわけだ。

 林道の完全な復旧までにはまだ時間がかかるそうだが、南アルプス林道バスのこの対応が、私たちに、この夏に南アルプス北部の山々をより楽しめる機会を与えてくれたことは間違いない。シャトルバス運行期間中、北沢峠〜歌宿間が無料になるのも嬉しいところだ。

●北沢峠から仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳までの日帰りモデルプラン

※7月31日以降、林道が完全に復旧するまでの期間の土日祝に、南アルプス林道バスの始発(5:30仙流荘発、6:45北沢峠着)に乗車した場合。北沢峠発の最終便は15:50。
・仙丈ヶ岳 【コースタイム:7時間30分】
7:00 北沢峠⇒10:00 馬の背ヒュッテ⇒11:30 仙丈ヶ岳(30分休憩)⇒13:00 小仙丈ヶ岳⇒15:00 北沢峠
・甲斐駒ヶ岳 【コースタイム:7時間20分】
7:00 北沢峠⇒9:50 駒津峰⇒11:20 甲斐駒ヶ岳 (30分休憩)⇒14:40 北沢峠

●伊那市ウェブサイト内 南アルプス林道バス情報

http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html