■取り付け方法はとても簡単!

取り付けは簡単。バックパックに取り付ける、というよりは落ちないようにするだけです。下部にもバックルがありますが、上部だけ止めれば問題ありません。
背負った後にバックパネルを微調整し、適正な位置に配置します。しっかり固定するよりも脱着を簡易化することで、天候や登る山に応じて使い分けをしています。モンベルの想定では背面長45~53cmの20~30Lのデイパックに向けて作られているようです。
価格もさすがモンベル。この造り込みで¥4,400なら、手が出しやすいでしょう。
■V.B.P.バックパネルの気になる箇所

重量は298gと、フレーム入りのトランポリン構造を採用しているため、少々重めです。最初からトランポリン構造を採用しているバックパックだと、トランポリン構造+荷室なのに対して、後付けなのでトランポリン構造+背面パッド+荷室となり、その分、荷物が体から離れて重心が後ろ寄りになります。またバックパックの間に挟むため、ショルダーの当たりが強くなります。重たい荷物を背負うときには少々気になりました。
荷物の重さ、重心、肩への当たりと気温、行程次第で、手軽に脱着できるのはありがたいポイント。蒸し暑い夏の日帰り低山では取り付け、涼しくなってきたら取り外して使うことができます。
■軽量化されたバックパックとの相性良し。洗いやすいのもポイント!

最近の軽量化したバックパックは背面システムを簡素化しているので、取り付けると効果を感じ易いと思います。
300g近く増量してしまいますが、暑さでの疲労や熱中症対策と考えると、十分納得できる重量増だと思います。また背面だけを取り外せて洗えるのは、汗だくになる夏の登山での使用を考えるととても良いポイントです。