梅雨が明け、海に山にとアウトドア好きにとって忙しい季節がやってきました。毎週のように出かけるとなると、よく使う道具は車に積みっぱなしにしておくことって多いですよね。

 しかし、積みっぱなしの荷物の中に刃物がある場合は要注意! これが思わぬピンチを招くことがあります。今回は編集部員の実体験談をもとに、皆さんがわかっていそうでわかっていない銃刀法違反のルールと、そのリスクについて解説します。

■ホームセンターの駐車場で職質 → 警察署へ

こんな感じで、登山や釣り、キャンプ道具をまとめて収納用の箱に入れてトランクに積みっぱなしにしていました

 先日、私はとあるホームセンターへ買い物に出かけところ、駐車場で警察官に職務質問を受けました。その際、トランクに積んでいたキャンプ道具の中に刃物が入っており、これが銃刀法違反に当たるかもしれないとのこと。近くの警察署で事情聴取を受けることになりました。

 私は仕事柄、撮影を兼ねてテントに泊まったり、焚き火をしたり、料理をしたりすることがよくあるので、細かい道具を忘れてしまうのを避けるため、頻繁に使う道具は車に積みっぱなしにしています。この時は前の週にキャンプに出かけ、数日後にまた出かける予定があったこともあり、キャンプ道具一式を載せっぱなしにしていました。

 私にも刃体の長いナイフを携行したり、すぐ手の届くところに置いておくと銃刀法違反に問われるというくらいの知識はありました。しかし、しょっちゅう使う仕事道具だし、刃物類は収納ケースにきっちりまとめて後部トランクにしまっているので、問題ないだろうとたかをくくっていました。