登山といえば山頂からの景色を求めて登る人が多いと思うが、今回はちょっと違った楽しみ方を紹介したい。迫力の「巨岩・奇岩」に出会える山を5つ紹介する。

■瑞牆山(みずがきやま・標高2,230m) 山梨県

登山道からみた瑞牆山。山全体が花崗岩(かこうがん)で形成されている

 瑞牆山は、山梨県にある標高2,230mの山だ。日本百名山にも選出されており、瑞牆山には「桃太郎岩」、「大ヤスリ岩」、「鋸岩(のこぎりいわ)」など名のつく奇岩が点在しており、見る者を楽しませてくれる。

巨大な岩が真っ二つに割れている「桃太郎岩」

 瑞牆山荘から登り、周回できるコースが おすすめだ。行動時間は6時間40分ほどで、距離は約10km。

●【MAP】瑞牆山

■乾徳山(けんとくさん・標高2,031m) 山梨県

山頂直下にあるラスボス「鳳岩」

 乾徳山は標高2,031m、日本二百名山に選定されている山梨県にある山だ。道中に次々と現れる巨岩・奇岩を楽しむことができる。

岩の下を通ることができる「胎内」。全容がフレームに収まらないほど大きい

 「髭剃り岩(ひげそりいわ)」や「胎内(たいない)」、「雨乞岩(あまごいいわ)」などの奇岩があるが、存在感が一番大きかったのは、やはり山頂直下にある「鳳岩(おおとりいわ)」だ。

 乾徳山へは乾徳山登山口バス停から登り、数字の「8」の字を描くように周回することができる。行動時間は7時間10分ほどで、距離は約10.3kmとなっている。

●【MAP】乾徳山