新春の風物詩である箱根駅伝。毎年1月2日、3日は家で必ず観ているという人も多いだろう。2023年は沿道での応援も解禁になった。

 今回は箱根駅伝の花形でもある、5区箱根の山登り区間をハイキングしながら、箱根駅伝の応援も楽しみつつ、最後に初詣もしてしまおうという欲張りなプランを紹介したい。

◾️スタートは箱根湯本駅から湯坂路(鎌倉古道)コースを進むハイキング

 1月2日、箱根駅伝往路当日、早朝に箱根湯本駅をスタートし、湯坂路(鎌倉古道)をハイキングする。国道1号線をまたぎ、登山口へと入るため、注意して通行しよう。

 箱根駅伝往路のゴール地である元箱根を目指しつつ、どこで応援をしたいかによって柔軟にコースをカスタマイズできるのがハイカーの強みだ。

湯坂路の登山口(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
心地よいトレイルを進む(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

◾️ハイカーにおすすめの箱根駅伝観戦スポット3選

 箱根のハイキングを楽しみつつ、箱根駅伝を応援できるおすすめのスポット3選を紹介する。

●「小涌谷」から国道1号線を歩きながら応援 

 湯坂路を進んで浅間山(801m)に到着し、その先の分岐を小涌谷方面へと進み、国道1号線へと出る。箱根湯本からの標準コースタイムは3時間30分だ。

小涌谷への分岐(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 小涌谷は箱根の登りでも後半部になり、選手は踏ん張りどころのセクションなので、応援しがいがあるだろう。小涌谷からは国道1号沿いを歩きながら元箱根方面へと進む。歩きながら箱根駅伝の選手が通過するのを応援するのも良いだろう。

●「国道1号最高地点(874m)」で応援 

  湯坂路を進み、湯坂路入口から国道1号線へ合流する。ここまで標準コースタイムが3時間30分だ。そこからしばらく1号線沿いを元箱根方面へ歩くと芦之湯に到着する。

 トイレもあるので、ここを拠点に応援しても良いだろう。さらに500m先に国道1号最高地点(874m)があるので激坂を上ってきた選手をここで迎えても面白い。

●「元箱根交差点」最後のラストスパートを応援 4時間40分

 最後の3つ目は、ゴール手前1.8kmの元箱根交差点だ。湯坂路〜国道1号線〜箱根旧街道を通って元箱根までハイキングを堪能する。ここまでの標準コースタイムは4時間40分だ。

箱根旧街道を進む(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 元箱根交差点では最後のラストスパートの選手を応援することができる。ここは箱根神社もすぐなので、応援前後に初詣もできるという一石二鳥のスポットだ。